不破優★QYIAlr5rQn_Xlh
第一章 新月に照らされる森の中で…
暗闇の中、鬱蒼と生茂る木々の隙間から新月の光が血で赤く染まった森を照らす…
そんな、森の中に一人の男が四つん這いになり身長が四メートル程ある巨体から必死で逃げていた
この男の名前は、大久保 巳(おおくば たくみ)
「クソッ、クソッ…俺は、俺はこんな所で死ぬのかよ…――」
巳の血で薄汚れた額に涙の道ができ、血と泥の付いた拳を強く握り締めた
『クソッ、こんな所で死ぬ訳にはいかないっ、バルコニーでは妻と子が待っているんだ
こんな所で死ねば、妻と子は唯一の収入源である俺を失い路頭に迷うかもしれない…
そうなれば、俺も死ぬはけにはいかない……がっ、
はたして、俺はこのままオチオチとバルコニーに帰って良い物なのだろうか?
人間としてはこのまま死にたくは無いが、大日本帝国の軍人としては戦地で生涯を終えるのは本望なのではないか?
それに、このままバルコニーに帰れば、国に確実に俺は抹殺され、残された妻や子はどうなる…?
周りからは批難の目で見られ、バルコニー内に居られるかも分からない
と、なると残された道はただ一つ
ここで、軍人として敵体に殺される!
これしかない、んっ、いや待てよ、そうか! どうせ死ぬなら…――』
巳は、良い事を考え、最後の力を振り絞り全力で二十メートル程先にある大きな大木の後ろに身を寄せた
そして、自分の背中に背負わせている迷彩柄のリュックサックの中から
国から配布されたメモ用紙とシャープペンシルを取り出し、妻と子に手紙を書き始めた
『最愛の妻と子に遺書を残す…
あぁ、俺は何て馬鹿なんだ、妻との結婚記念日をすっぽかして、敵体に挑むなんて…
本当にゴメン、悔いるのが遅いかもしれないけど…僕の頭には謝りの言葉以外、何も出てこないんだ
本当に残念だ、もう、君の柔らかい肌に触れることも、君の名前を呼ぶことも出来ないなんて…
今回のターゲットは簡単に倒せる筈だった…
だけど、倒せずに軍友どころか隊長までまでもが名誉の戦死を遂げた…
そして、今生きているのは俺だけとなり、死を覚悟している
いや、もう死ぬ以外の選択肢は無いんだ
だけど、これだけは子供に伝えてくれ……
約束を守れなくて ゴメンと、 』
巳は、背後に気配を感じ、咄嗟に振り向いた
そして、振り向いたときには、もう遅く大熊の鋭く尖った爪が巳の顔面を捉え、脳味噌ごと大木に貫通し、
軍友らの、死体が山のようにある森の中に巳の悲しみのこもった断末魔が響き渡った…――
2012/02/22 19:51 No.1
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第二章 最後の砦
バルコニー内では、百十万人の人が三年前の豊かな時と全く同じ生活を送っていた…
この、バルコニーは人々の救いであり、生きていくための術でもあった
バルコニー、又の名を最後の砦…
三年前、この豊かな地球に誰も予知せぬ悲劇があった…――
時は、二千十二年十二月二十一日(H24,12,21)午前零時
子供たちは冬だというのに蒸し暑い夜を布団の中ですごしていた
そして、大人たちは今から起こる人類滅亡の時を怯えながらすごしていた
その日は、マヤ文明が予言した人類滅亡の日であった…
海からは、五十メートルを遥かに超えているであろう津波が来て
空は、怪しく曇り、大量の雷がコンクリートの地面を這うように滑り流れていく
そして、多くの人が近くにあった火山により無念の死を遂げた…
日本の人口は、百分の一にまで減少してしまい、昔は一億二千万人居た日本の人口も
今や百二十万人になってしまった…
その後、何とか生きながらえた人も食糧不足やストレスの異常的数値により死の一途を遂げた
そんな中、皆の心が団結して造られたのがこの高層コンクリート壁で囲まれた”最後の砦”である
この施設は、ある者から人類を守るために造られたものだ…
だが、国民の多くはその存在を知らず、着の身着のまま生活を送っている
そして、そのある者を倒す軍団がある…
それが、軍人だ…
軍人は、国民からの使命を受け巨大な敵に立ち向かう
その敵はマヤの予言前まで、人間と共存していた生物、動物だ
動物が、マヤの予言後、異常に適応してしまい巨大化、凶暴化してしまった
軍人はそんな、人間の害になるものを排除する国民にとっての救世主、メシアなのだ…――
そしてその軍人は、国民の中から選抜される
選ばれた国民は、歓喜の声を上げる
軍人は、子供たちの夢なのだから…
2012/02/25 10:44 No.2
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第三章 密会
『上位幹部各位に次ぐ、至急、バルコニー南にある最高位会議施設に集合いたし』
二千三十五年八月六日、軍事関係者、上位幹部各位に黒封筒で招集がかけられた
黒封筒は、重要機密事項、国家最重要事項などの手紙を入れるための物だ
その、黒封筒が大久保 光久(おおくぼ みつひさ)の下に届いた
光久は、軍執行部隊之第一冠の幹部隊長を一年前に任され
執行部隊、全般の長に最年少(二十四歳)でなった
光久の父、大久保 巳が所属していた軍執行部隊之第五冠が戦場で雅熊(くま)の襲撃を受け第五冠、
幹部隊長含む全二十名が戦死した時は、光久はまだ五歳で記憶としては薄っすらとしか覚えが無い
だが、光久は父が幹部隊長であったことは覚えており、その記憶を頼りに自分も幹部隊長になったのだ
そんなことを考えながら、光久はバルコニー南にある最高位会議施設に行く仕度を整えていた
服は、スーツでビシッと決め、そのスーツの微調整を全身鏡で行っていた
微調整が済み、車庫に置いてある黒塗りのベンツのロックを開け、ハンドルに手を掛けた
バルコニー内の道は、整備され二十三年前と全く同じような造りだ
光久はガラガラの高速道路に乗り百五十キロのスピードで突っ走っていた
光久の家からバルコニー南にある最高位会議施設まで約五十キロあるのだが十分ほどで着いてしまった
光久は、会議の時間まで三十分あるが早めに会議施設に入っておこうと考え
大きな木製の扉を開けた
会議施設には、もう人が入っておりザット三十人ほどは居るだろう
光久は、軽く頭を下げ入って、指定の席に座った
光久の席は、最前列の中心から三番目だった
席は全部で階段状に五段あり一列十名座れるようになっており[五×十=五十]名、座れるようになっている
〜三十分後〜
上位幹部が全員、集まり会議が行われた
まぁ、会議といっても一方的に用件を言うだけの物なのだが…
軍事総理大臣が前の壇に上がり、用件を言っていく
「バルコニー外、三ー九番地にて弥民(やみん)からの依頼が入った
だが、その依頼書にこんな事が書かれていた『普通の奴とは違う』と、
確かに、あの辺り一帯は神域に指定され堕天種の存在も確認されている
もし、堕天種でなければかなり危険な可能性もある
一刻も早いターゲットの捕獲及び撃退を要求する 以上っ」
会議はとても早く終わった
そして、軍事総理大臣は遠まわしに”スサノオ”の存在を予知させた
スサノオは、ここ二十年で三回しか目撃されていない重要危険生物だ
光久は、足早に軍事基地に向った
2012/02/25 14:41 No.3
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第四章 軍事シェルター
光久は、あの会議の後急いで軍事基地に向かった
軍事基地は一冠ごとにそれぞれ幹部隊長に預けられた、軍備を揃える為の軍事シェルターのことだ
光久は、軍事基地に着き重い金属製の扉をリモコンで開けた
基地には、軍執行部隊之第一冠の部隊員、計十九名が全員揃っており、
皆が戦地に赴く準備を各自のロッカーで行っていた
この十九名は会議が終わってすぐに光久が電話で招集をかけ、至急に集まらせた人員だ
軍執行部隊には二軍などが居ないため、確実に招集をかけなければならない
そして、光久は自分のロッカーに行き、紺のスーツから迷彩柄の軍服に着替え始めた
光久が着替え終わりキャップをかぶろうとした時、隣から声をかけてきた
「光久隊長、おはようございます!」
その声の主は、上位執行官の風雲寺 亜鬼(ふううんじ あき)だ
風雲寺は四十五歳と部隊一の高齢ではあるが、その実力は部隊で壱・弐を争うほどの凄腕である
まぁ、もっとも当の本人は争う気など全く無いのだが…
「あっ、おはようございます! 亜鬼さん!!」
「もぉ、嫌だなー、敬語はやめてくださいって、僕の方が年上かもしれませんが、光久さんは隊長ですから!」
「ははははははっ、確かにそうかも知れませんね」
「はいっ、そうですよっ!」
そうは言った物の…、年上である風雲寺に敬語を使わない訳にもいかないし…――
もっとも、肌が色が濃く、白髪で顔が厳つくて、
どんなにお洒落をしても軍服が一番似合ってしまうような人に向けて
敬語を使わない勇気を光久は持ち合わせていなかった
それで、風雲寺との会話は終わり…
同じぐらいのときに、皆の仕度も整った
そして、残るは軍事総理大臣からの指令を待つだけだった
この間に、軍事執行部隊之第一冠の部隊員について軽く説明をしておこう
上位執行官三名…
♂風雲寺 亜鬼 ♀巫神 紅爬(みかみ くれは) ♂我那覇 轟(がなは ひびき)
中位執行官七名…
♂櫻井 龍司(さくらい りゅうじ) ♂大谷 飛磨(おおたに ひゅうま) ♂仲 仁(なか じん)
♀桜木 千穂(さくらぎ ちほ) ♂御風 翔太(みかぜ しょうた) ♂近衛 順平(このえ じゅんぺい)
♂鷹狩 哲治(こだかり てつじ)
簡易執行官八名…
♂小黒 卓也(おぐろ たくや) ♂那賀 巽(なが たつみ) ♂如月 裕也(きさらぎ ゆうや)
♂福田 悠太(ふくだ ゆうた) ♀涼月 奏(すずつき かなで) ♂井上 喜一(いのうえ きいち)
♂刈谷 勇(かりや いさむ) ♀増田 朱美(ますだ あけみ)
衛生兵一名…
♀土生 風華(はぶ ふうか)
幹部隊長一名…
♂大久保 光久(おおくぼ みつひさ)
以上が、軍執行部隊之第一冠のメンバーである。
2012/03/02 19:46 No.4
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第五章 出動指令
光久が軍備を整え終わり三十分が経った
未だに軍事総理大臣からの指令は出ていない…
「そうだ皆、ただ指令を何もせずに待っておくのも時間の無駄だ、
だからもう一度、軍備の点検と数の確認をしよう」
そう、光久が一冠のメンバーに提案を持ちかけた
「そうだな……亜鬼さん、皆の軍備を確認してまわってもらえますか?
僕は軍事総理大臣に電話を掛けてみます」
「えぇー、まぁ良いかっ…分かりました!」
亜鬼はそう言うと上位執行官以外の人の軍備を確認しようと、
一番近い中位執行官の櫻井龍司のロッカーに向った…――
光久は軍備の確認を亜鬼に任せ、軍事シェルターの外に出てから軍事総理大臣に電話を掛けた
「あっ、もしもし加藤 信哉(かとう しんや)さんですかっ?」
加藤信哉は軍事総理大臣の名前だ
「あぁ、そうだが貴様は誰だ?」
「軍執行部隊之第一冠の幹部隊長、大久保光久です」
「おぉ、光久君かぁ、私に何のようだ」
「はい、もう一冠のメンバーの軍備も充分に整い皆が時間を持て余す形になっている為、
一刻も早く出動指令を出していただきたくお電話をさせて頂きました」
「そうか、だが私も弥民のために早くしたいんだがねぇ……
四冠のメンバーがなかなか揃わないらしくてねぇ、一冠の皆には悪いがまだ指令は出せん」
「そんな…――」
結局、出動指令が出たのは光久が電話を掛けてから二時間後のことだった…
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3.11 〜考・震災〜
昨年、三月十一日に東北で災害に見舞われた方々に厚く御見舞いとお悔やみ申し上げます
今、三月十一日十四時四十六分が丁度、あの震災から一年の時です
これを見ている方々だけでも、今も苦しんでおられる被災地の方々のご冥福をお祈りいたしましょう
2012/03/11 14:46 No.5
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
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こちらは、本編ではございません(以下略)
訂正です?
訂正かどうか分かりませんが今後、軍隊が『弥民(やみん)』と言う際は『爺斗(やと)』
っとさせてもらいます!
何故、『爺斗』にしたかというと……
えぇーっと、何か業界用語ぽくってカッコイイと思ったからです
因みに、街(バルコニー)の住民など、軍事に関係していない人は前の様に『弥民』と言います
いきなりの変更ですみません
これからも、ご拝読の程よろしくお願いします
以上のことは記事メモにも掲載しております…――
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2012/03/16 16:52 No.6
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
提案です!!
次の第六章の文はもう考えてるんですけど…
『第六章 ○○』っという、題名が決まらないので
‘祝!サブ記事レス番十突破´というのもありますので、この書き込みを見ている皆さんで!
題名を決めてもらいたいと思います!!
第六章の文面的には…――
『光久、率いる一冠のメンバー及び他、幹部体長が率いる全十冠がバルコニー外に敵対〔スサノオ〕を倒しに行くが
思わぬところから敵対が攻めてくる…』
的な感じにしようかなーと思います!!
そこを皆さんで題名を決めてもらいたいわけです
応募締め切りは三月二十五日(日)午前十時までとさせていただきます
尚、応募はサブ記事にお願いします
沢山の応募待ってまぁース
PS:(文面は多少、変更になる場合がございます)
2012/03/24 11:09 No.7
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
!報告!
残念ながら、応募の結果は零っということです
本当に残念ですが、自分で決めた題にさせてもらいます
PS:(これにて応募を締め切らせていただきます。↓下からが本文です↓)
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第六章 赤神夜
二十三年前の出来事以来、月に一度ほど月が赤黒く染まる夜がある
その夜のことを人は恐怖の意をこめこう呼ぶ、赤神夜と…
そんな恐怖の光で赤黒く染まる高層ビル建立街に馬の足音が反響し、
人の手が付けられることなく爺斗による無法地帯と化した渋谷、
現在で言う三ー九番地[要注意危険生物生息地域]に、軍人が足音を響かせる…――
「隊長ォー、渋谷に着きましたァ」
風雲寺が目的地えの到着を光久に伝える
「あぁ、分かってる…」
『ついに着いたのか、敵対のいる三ー九番地に』
光久は一冠のメンバーに伝える
「皆、軍事総理大臣に報告を取る、馬の体力も心配だ、ここら辺で休憩を取ろう」
「ハイッ!!」
メンバーの返事を確認し、光久は上位執行官三名に他の執行部隊への休憩連絡を頼む
三名とも快くOKしてくれ、光久は軍事総理大臣に電話を掛ける…
「あっ、もしもし加藤信也さんですかっ」
「いえ、加藤様は今ご不在でございますが、私が代わりに伝えておきましょうか?」
「あっ、お願いします! 信也さんに三ー九に着いたっと」
「はい! 失礼ですがお名前は…?」
「大久保 光久です!! よろしくお願いします」
「はいっ、それでは…――」
『おかしいな?? 何処に行ったんだろう? まぁ、良い少しすれば電話が来るだろう』
光久は不思議に思ったが、電話を切り皆の元へ戻った
「隊長!どうでしたか!」
風雲寺が明るく声をかけてきた
「不在だそうだ」
「そっ、そうですか」
「それと、連絡したかっ」
「はいっ、したんですがぁ、十冠が連絡がつかなくてぇ」
「まぁ、戦地ならいろんなことがある恐らく雑魚にでも襲われたんだろう」
「ははっ、そうかも知れませんね…あんな雑魚敵に…」
風雲寺の言葉は妙に意味深だった
風雲寺は武器を取り出し無防備の光久に向けた
「おいおい、冗談がきついぞ」
風雲寺は無反応でこちらの様子を伺う
「しゃがんで」
風雲寺は小声でそう言った
光久は咄嗟の判断でしゃがみ身を伏せた
その時、光久の頭の上で風雲寺も愛刀、「方天戟」が振るわれた
「キィィィィーーーー」
光久はその声の聞こえた後ろ側を向く
そこには、ガラスが割れ廃墟と化したビルがあった
そしてその中には狒々(ヒヒ)の大群が居た
狒々は猿の異常形態で目を真っ赤にして長く鋭利な牙を持ち、一個体では弱いが群れ、大群になると
執行官にも大きな脅威となる生物だ
恐らく、風雲寺は狒々が自分の背後から襲ってきたのを斬ったのだろう
その証拠に光久の真後ろには狒々の死体がある、
特に致命的な部位を一撃で切り裂いているところから風雲寺の腕前が分かる
光久は風雲寺に礼を言い立ち上がり自分の愛銃の「92F」を取り出し敵対に向けた
「戦闘開始だっ」
2012/03/25 14:52 No.8
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第七章 血の雨
あぁ、生暖かい……それにとてもべとべとしていてなんだか気持ち悪い…
んっ、俺に降り注ぐこの液体は何なのだろう?
薄っすらと目を開けてみてみると、そこには真っ赤な血があった
俺の名前は福田悠太、この仕事について早五年
まだ、一例と成績を上げたことのない俺だが
この大仕事で少しでも役に立とうと突然出てきた狒々に立ち向かった…
筈なのに、気付いた時には腹部に激痛が走り地面に横倒れになっていた
もしかして、俺はこのまま死ぬのか??
いや、そんな筈ない…そうだよそんな筈あるわ…ヶ……――
風雲寺は真横で倒れていく簡易執行官の福田悠太を横目に次から次へと来る狒々の脊髄を切り裂いていた
風雲寺の少し斜め前では光久が狒々の第二の急所の後頭部に外すことなく92Fで打ち抜いていく
そんな、光久に風雲寺は場の空気をよまずに話しかけてきた
「隊長、こんな話聴いた事ありますか?」
「こんな話ってどんな話?」
「敵対が敵対を喰うのは知ってのとおり、ですが最近、執行官内で秘かに囁かれている…
『ノヴァの終末捕食』ってのを」
「『ノヴァの終末捕食』??????」
「エェ、詳しくお話しましょうか??」
「あぁ、頼む」
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スミマセン、なかなか時間が取れないのでここまでにさせてもらいますorz
ホント、スミマセン(汗)
2012/04/02 14:18 No.9
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
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お久しぶりです!不破優です!!
少々、執筆活動を休ませてもらいましたので
「第七章 血の雨 〜後戦〜」を書かせてもらいます!!
この執筆は今日の深夜、予定では約三時頃と思われます!
これからもご拝読、よろしくお願いします
2012/04/13 19:55 No.10
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
上の文が遂行できず申し訳ございません
今回はたまたま使えたのでこの時間でさせてもらいます
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第七章 血の雨 〜後戦〜
風雲寺は今、執行官内で秘かに囁かれている『ノヴァの終末捕食』について
部隊長である大久保光久に説明していた…
血戦中に……
「『ノヴァの終末捕食』って言うのは、平たく言えば敵対を喰いまくった敵対の長が
近い未来我々、執行官の敵になり一人残らず骨の髄まで喰い尽すっつう話です」
「本当に平たく言ったなぁ〜〜……
おっおい、風雲寺! 前!!」
「えっ??????????????」
話に夢中になっていた風雲寺は目の前に来ていた狒々に気が付かず一瞬体制を崩すが直に体制を整え
愛刀の方天戟で狒々の脊髄ごと身体を真っ二つにした
狒々はあまりの苦しみにうめき声を上げ、最後の力を振り絞り体が真っ二つになりながらも必死の力で
風雲寺の足をつかみまるで助けを求めるかのように目は血走っていたものの血で赤く染まった涙を流し
何かを訴えていた
2012/04/17 20:30 No.11
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
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簡易執行官の福田悠太は死んでません!!
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2012/04/17 20:34 No.12
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第八章 蠢く者
狒々に、いや敵対に感情は有るのだろうか…??
風雲寺は狒々の流した血の涙に心を動かされていた
その、当の狒々は攻撃すらしてこないものの堕天種並みの生命力があり
身体を真っ二つにして、三十秒程経った筈なのに、まだ、息はあり必死の形相で風雲寺を睨んでいる
普通の狒々なら脊髄を斬る又は折り際すれば死ぬはずなのに
この狒々は脊髄ごと身体を斬ったのにまだ生きている
だが、この狒々は普通の狒々とさほど代わりは無く
ましては、堕天種などには到底見えない
そうだ、そう言えば前に一度こんな事を聞いたことがある此処までの生命力を得る方法は知らないが
敵対は恐怖を受けると生命力もしくは自然治癒力が格段に上がると…
良く考えればそんなこと風雲寺にはどうでもいいことだった
たとえ狒々の生命力が格段と上がろうが戦えなくすればそれでいい
ただそれだけのことだった
だが、問題はこの狒々が何に恐怖しているかだ
我々に恐怖を抱いているのならわざわざこちらに来なくてもいいはずなのに…
そう言えば、先ほどから斬った狒々が少し動いている気がする
気のせいであってほしい…――
だが、風雲寺の楽観的妄想は直に打ち消されることになる
十秒程前に斬った筈の狒々が我腕力で立ち直り風雲寺に鋭い眼光を向けているからだ
このことにはさすがの風雲寺も少々ビビッタがよく周りを見ると
狒々の残骸がウニョウニョと蠢いていることに気付き正気を少し失いかけた
その戦闘能力のない筈の狒々が風雲寺めがけて襲い掛かってきた
2012/04/18 15:33 No.13
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
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深夜じゃなくても結構できるかも知れません
それと、好きな武器があれば教えてください
因みに僕は銃オタで、好きな武器はデザートイーグルとM92Fです
デザートイーグル.50AE(Desert Eagie.50AE)
・全長=269mm ・10インチモデル
・全高=149mm ・作動方法=シングルアクション、ガス圧作動式
・重量=2053g ・有効射程=80m
・種類=大型自動拳銃 ・銃身長=152mm
2012/04/18 19:23 No.14
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第九章 ボスザル
―――ウワァ、クソッ、クソッ、離れろ、近よんじゃねぇー―ー
少し遠くからでは有るが男の叫ぶ声が聞こえた
勿論それが誰の叫び声なのかは分からないがこの、無情の戦地でこんなことは日常茶飯事だ
今さっきだって近くで大量の狒々に戸惑っている七冠の元親友を自分の手で殺したばかりだ
この戦地で戸惑いを表に見せればサルどもの餌になるのは目に見えている
だから、私は戸惑い無く親友を殺した…いや、元親友を…――
元親友の織田 紀美(おだ きみ)もそのほうが良かっただろう
サルに殺されるより友に殺された方が
まぁ、向こうが友と思っていたかは知らんが
確かにこの狒々の数は以上だ
巫神 紅爬(みかみ くれは)はふと狒々の出現点である中間に真っ暗な穴の開いた廃ビルを見た
そこには溢れんばかりの狒々の大群がいた
まだこの雑魚共とやらないといけないのかとおもうと呆れて溜息が出てしまう
…んっ、あれは
微かでは有るが狒々の群れの奥中心部に赤い毛並みの狒々が見える
あの狒々は間違いなくボスザル、堕天種だ
そう思うと異常に好奇心が湧いてくる
「よっしゃ、やったろうじゃん」
紅爬はそう言うと持っていた青龍刀を横に振った
2012/04/19 20:11 No.15
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第十章 !
紅爬の周りで次々と人が死んで逝く…
有り得ない…こんなの信じない、信じれない…――
「嘘だっ、嘘だっ、嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ…」
頭の中で整理できない情報が幻覚、偽りの言葉となって吐き出される
だが、声に出していると情報量の多さに頭の中がゲシュタルト崩壊し始め
自分が狂っていることに気付く、そして恥ずかしくなり黙りこむ
紅爬がこんな状況になったのも無理はない
こんな怪物が出てきてしまったら誰もが狂うことだろう…
こんな、非道な怪物が出てきてしまったら
あの後、早くボスザルと戦いたいと紅爬は必死にサルどもを蹴散らしていた
そして、それからさらに三十分はたったであろう時にやっとボスザル、狒々の堕天種が姿を現した
その、ボスザルに紅爬は鬼神の如き力で立ち向かった
結果は圧勝、始まり一分とボスは地面に立つことが出来なかった
勿論その結果に紅爬は納得せずにボスザルの死体を粉々になるまで斬り刻んだ
その死体を見て、紅爬はある憶測を立てた
もともとこいつは死んでいたのではないか?
もし、そうだとすれば合点出来る
紅爬がそう思う理由はこうだった
良く見れば、脊髄に自分が斬ったのとは違う傷がありこの傷は致命傷になるほど深く、
まるでお手本のような斬口だった
それに、このボスザルを斬っていたのは私だけで他の者は遠距離攻撃、もしくは狒々と戦っていた
このようなことからすれば、紅爬は殺す前から死んでいたと考えるのは
偶然ではなくもはや必然でしかなかった
っと、なると私の戦っていたのは誰なのだろう
……――
紅爬の乏しい頭脳で考えれることは一つしかなかった
何者かがこの死体を操っていた
紅爬はこの自ら導き出した答えに一人、納得していた
そして、そうなると一つの疑問が生じる
その、操り手は何処に居るのかだ
「まぁ、普通に考えてあそこしかないだろう?」
紅爬はそう言い斜め上頭上にある廃ビルを見た
居たッ!!
案の定そこには生物が居た
白銀の毛並みを風で棚引かせる赤い目をした狼が
その狼は紅爬が見ていることに気付き下を見やると鋭く尖った狼牙(ろうが)を口外に出した
2012/04/23 18:51 No.16
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
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第十章の名前のよみ方はそのままストレートですが
『!(ビックリマーク)』です
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2012/04/23 19:51 No.17
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
偽十一章 →→ 真八章 亜鬼の生命 〜番外編〜
何事も無く、敵体を倒していた風雲寺が死んだはずの狒々に不意をつかれ襲われた
こんなことは戦地では良くあることだ、「油断した奴から死んでいく」
これは日頃、後冠に風雲寺が言っている言葉だ…――
――ウワァ、クソッ、クソッ、離れろ、近寄んじゃねー――
近距離攻撃の武器を使う風雲寺はなかなか自分の太ももに
手爪を食い込ませている狒々を斬れずにいた
いくら頑張ったところで体が硬い風雲寺にはかなりきつい事だった
そして、数分が経ったころ
「ヨシッ捉えた」
風雲寺はやっとの思いで眼中の適斬な位置に狒々を捉えることができた
風雲寺は渾身の力を込め思いっきり叩きつける勢いで愛刀の方天戟を狒々に叩きつけた
「ぐわぁぁっぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ」
叫んだのは狒々ではなく風雲寺だった
狒々は風雲寺の太ももごと逆方向にひねり、見事、怒り狂った風雲寺の方天戟をかわしたのだ
逆に痛かったのは風雲寺の方で内股に思いっきり愛刀を喰らったのだ
風雲寺の顔は怒りと痛みで歪み、顔から見ても必死に痛みに耐えているのが見て取れる
「くぅぅぅ」
痛みは何とか引いたもののまだ、微かに痛む
そして、まだ下は見たくない、心情的に…
今、太ももを見ると本当に気がどうかしてしまいそうで見たくないのだ
その太ももはというと…
中央にある中間広筋が皮膚を突き破り、日頃の運動で張り詰めた筋肉が大量の血により赤黒く染まる
骨も真っ二つになった模様で中央広筋と一緒に黒ろ黒ろとした白骨が少し見える
とても見ていられる、部位ではなかった
その後、風雲寺は少しの間、対策を練っていた…
その結果、出た答えはとても単純なものだった
「頼む! 撃ってくれ!!」
風雲寺は近くに居た遠距離攻撃班に割り当てられている九冠の少年に太ももの狒々を指差しながら頼んだ
「エッ、アッ、ハイッ」
向こうも先輩の指示に逆らえずに銃口を風雲寺の太ももに向けた
「……オイッ、馬鹿!」
!
風雲寺がそういった時にはもう遅く
見事、銃弾は狒々の後頭部と一緒に今、グチャグチャになったばかりの太股も貫いていた
「ウッッッッアァァァァッァァァァァァ」
風雲寺は悟った、今日が人生最大の厄日なのだと…――
2012/04/25 19:16 No.18
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
******************
ちょっと、ストーリーの進み具合がスローペースなので
次の更新から速めにストーリー進行をしたいと思います
皆様、遅くて飽きてくるなどのことがありましたら
お気軽にコメントください
僕も出来るだけ速めのストーリー進行をします
ほどほどに…――
******************
2012/04/27 16:47 No.19
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第十一章 治癒
片足に大怪我を負った風雲寺はその後直に記憶をなくした…――
焦点があわない視界の中で風雲寺の目は真正面で光り輝く人口ライトに照らされていた
まだ、朝起きたばかりのように視界が定まらない
「こっ、此処は…」
やっと焦点が定まったとき、目の前には手術室に置かれていそうな大き目のライトがあった
そこが何処だか、全く見当が付かない…
今、自分はベットの上で仰向けになっているのだろう
体がとても楽で、異常なほどに安らぎを感じる
こんな状態になぜなったのだろう…??
「ウッッッッッ」
過去の記憶を探ろうとすると、頭に激痛が走った
「まだ、動かないで下さい」
「……!?」
仰向けの状態から少し、体を起こしている風雲寺に何者かが喋りかけてきた
その者が誰なのか全く検討が付かないが、少し気になり目を向ける
光が逆行して、顔までは見えなかったが人間であることを前提に白い清潔的な白衣が見えた…
「ホラッ、体起こさずに、安静にしていてください!」
「スッ、スマン」
その人に体を押され又、仰向けの状態に戻る
………
あれから少しして、又、どんな人物なのか気になって少し目をあちらに向ける
「ンッッッ!?」
そこに見えたのは怪我をした太股あたりに緑の光があることだった
「キッ、貴様! 何をしている!!」
いきなり、体を起こし怒鳴る風雲寺に少女は吃驚した
「えっ、ナッ、何って??」
風雲寺はその怒鳴りかけた少女の顔を見て赤面した
「いやっ、怒鳴りかけてすまなかった、その緑の光が気になってなっ」
「あぁ、これのことですかっ」
髪が桜紫色で愛嬌のあり、小顔の少女はどこか合点したような顔になった
「これは私の能力です」
「ノッ、能力??」
「ハイッ、産まれ付き持った治癒能力です」
少女は誇らしげな顔になった
「なっ、何を?」
『最近の子供はファンタジー物の見すぎで頭がおかしくなったのか?』
「ほらっ、こんな風に…」
少女は風雲寺の太股の近くに手を当て今さっきと同じ緑の光を出して見せた
それを風雲寺は物珍しそうに喰い見入る
……
少しすると風雲寺の太股は怪我をしていないもう片方の足と同じように元どうりになっていく
「スッ、凄ぇ…!!」
傷口がどんどん塞がっていく
目を懲らしめて見る風雲寺を見て少女は子供のようだと思い、微笑みかけた
風雲寺は微笑みかけている少女を見て赤面し目をそらした
2012/04/30 15:34 No.20
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第十二章 虐燐 〜復戦〜
恐ろしい、怖い、憎い、虚しい――
風雲寺の頭の中ではこんな言葉が何度も何度も反復されていた
だが、こんな言葉をいくら並べても意味がないくらいに目の前には恐ろしい敵が居た
この怪物が我々の前に姿を出したのはのはある男が現れてからだった…――
あの後、風雲寺は直に現場に直送した
戦地に向かっている時もずっと、あの少女のことを考えながら…
どうやら、あの治癒をしてもらった少女の居る病室のような所は
今戦っている所の約一キロほど離れたところにある看護車両の中で、
そこからの移動は馬を使った、現場も戦闘動員数が足りないらしく上層部はどうも焦っていた
勿論、風雲寺には何に焦っているのかなど見当も付かないが…
風雲寺は戦地に付いた
辺りはまさに、地獄絵図宛らだった
狒々の残党は有り得ないほど強くなり、普通種ながらに堕天種並みの力、生命力、自然治癒力があり
理論を認めるとするならば、その理論は適切、いや、極限による正解なのだろう
風雲寺の腕ですら2体以上を敵に回すのは苦の状況にあった
なぜそうなったかは、風雲寺の目には一目瞭然だった
それは、馬に乗り戦地が見えてきた、正にその時だった
穴の開いた廃ビルの穴の中にその狂根はいた
黒いロングコートに身を包み、顔はロングコートのフードで隠れ
陰もあったため確認するのは安易なことではなかった
だが、風雲寺はその人間の性別を確信していた
理論的に説明することは難しいが風雲寺は絶対の確信を持ち疑わなかった
現に風雲寺の直感は良く当るし本人もそれを自覚していた
その男と風雲寺は目を合わせた
向こうがこちらの気配に気付いたのか顔を向けてきたのだ
風雲寺は咄嗟に顔を真正面に戻す
又、少しして向こうを向いてみるともうそこにはあの男は居なかった
「チッ!」
風雲寺は舌打ちをした
その男が居なくなりほんの一分ほどで風雲寺は戦地に付いた
そして少しの間、凶暴化した狒々の残党と戦ってた…
「グルルルゥ…」
風雲寺は突然の何者かの唸り声に顔を上げた
その唸り声の主は緑色の蛇の鱗のようなものに全身が覆われた
スサノオ、又の名を虐燐(ぎゃくりん)の魔物と呼ばれる怪物だった
風雲寺にはなぜ虐燐なのか全く分からない
全長10mと巨大な体格を持つ怪物、スサノオが廃ビルから飛び降た
地面に巨大な蹄のあとが付き、地響きの余韻がしばらく残り
スサノオの緑色の肌に赤黒い波紋が走る
飛び降りて直に体勢を立て直し
「グヲヲヲヲォォォォ…」
スサノオが叫鳴く
赤い月にこの巨大な怪物は良く映える
風雲寺はそんな呑気な事お考えながらもいつでも戦える体制になる
スサノオが構えを取った
「来るぞ…」
その発言とほぼ同時に鞭のような長い尻尾が地面をすべり
スサノオの近くに居た兵が防ぎようもなくぶつかり血反吐を吐く
その兵をそのまま尻尾の軌道に乗せビルにぶつける、
そのビルのガラスが粉々に砕け散りその真下に赤く染まったガラス片が紙吹雪の様に舞い散る
そのまま、第二波を間も無く右拳を地面にぶつける、
だがそこには誰一人として人間は居ない
!
さっきの衝撃で周りのビルのガラスが割れ人間の居る所に雨のように降ってくる
正にガラスの雨だった
ほとんど皆が頭上を手で庇う
その両手の開いた隙を見てスサノオがこちらに走ってくる
だが、風雲寺は両手で庇っていないしガラスには当っていない
何故なら風雲寺は降ってくるガラスを方天戟で斬っているからだ
近くに居る光久も92Fでガラスを撃ち軌道を変えている
第一冠のメンバーのほとんどがそうした行動を取ってる
そして、少ししてスサノオが風雲寺に走って近づいてきた
ガラスが刺さろうが関係なしに…
スサノオが走りながら拳を上げていた
そこを風雲寺の方天戟で隙になった腹めがけて切り込む
たった一太刀だったが、スサノオが体制を崩した
後ろからの光久の援護の甲斐あってのことだった
「反撃の開始だ!!」
光久と風雲寺の言葉が合い重なる
「皆! 後に続け!!」
風雲寺が誇らしげな顔になり大声で皆に伝わるように言った…――
2012/05/02 19:38 No.22
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第十三章 邪魔者なのに救世主!?
我々執行官は激戦の末、重要危険生物のスサノオとの戦いに大きなリーチを付けた
その、執行官の優勢に尽力した風雲寺は皆の先頭に立ち指揮を取っていた…
「皆、怯むな! 進め!!」
残り数少ない執行官はスサノオの猛攻に耐え必死に生き抜いていた
『光久隊長! 右足をお願いします』
風雲寺は左後ろに居る光久に目で合図した
光久はそれにうなずく
「ウォリャァァァァァァ」
風雲寺はスサノオの居る方向へと走り出し、方天戟を構える
緑の巨体が風雲寺に向いた
だが、その時にはもう遅く
スサノオの右足に大きな亀裂が走る
その傷口に向かって光久が銃弾を打ち込む
その銃弾は見事、傷口にめり込み貫通する
「グオォォォォォ」
スサノオが雄叫びを上げながら横倒れにこける
地面に10mの巨体が着地し地響きがなる
その地響きに新兵がよろける
が、風雲寺はその揺れに構わずチャンスだと言わんばかりに猛攻を仕掛ける
「ヨシッ、捉えた!!」
風雲寺はスサノオの顔面を眼中に捉え捕捉する
!!!
「ブオオォォォォォンン…」
何かの高音な機会音によって風雲寺の鼓膜が破れそうになるが
何とか耳を手で塞ぐことで持ちこたえる
周りからはどよめきが上がる
風雲寺は今も鳴り止まない警報のような音のする方向に顔を向ける
そこには軍の特殊装甲車両がおり何かの装置で音を鳴らしている
その車両は音を鳴らしながら、風雲寺とスサノオの居る方向に近づいてくる
「そこをどけ!」
『この声はッ!!』
風雲寺はハッとなる
この声は何度か聞いたことがある
そうだ、間違いなく加藤信哉、軍のトップ、軍事総理大臣だ
「速くどけ!」
もう一度声をかけられ正気に戻る
「ハッ、ハイ!」
風雲寺は急いでスサノオの上から降りる
良く見ればこの音でスサノオが耳に手を当てて、丸く縮こまっている
この音が嫌いなのだろう
軍の車両はスサノオの数100m前で止まる
まだ、音は出ている
軍の特殊車両から数名の人員をおろし
その人員は車両の後ろに回る、間違いなく軍の関係だろう
良くは見えないが人員は後ろで何かをゴソゴソとやっている
三十秒ほどで人員は完了したらしく
車両の後ろ、1mほど手前で一列に並び敬礼する
右拳を心臓に当て左手は後ろにしながら
「あれは、何だ??」
周りからどよめきが上がり風雲寺も見てみる
『あれは?」
風雲寺の目に映ったのは車両の上に設置されたかなり大型のガトリングだった
そのガトリングは黒塗りで艶がある
その瞬間!
「ドォドォドォドォドォドォ…」
その黒塗りのガトリングから大量の弾がスサノオめがけて打ち込まれる
スサノオは一分ほどずっと撃たれ、
緑色の硬固な皮膚は蜂の巣になりその穴からは赤黒い血液がドバッと噴出す
スサノオは既に息絶えていた…
2012/05/04 04:20 No.24
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
最近、睡眠時間が一日に三十分(四時半〜五時)なので正直に疲れてます
ですが、眠気は誘ってきません??
このままでは執筆活動に支障が出るのでどなたか寝れる方法を教えてください
今も三時頃ですが全く眠気が来ません…
助けてください、お願いします
**************************************
*キャンペーン・募集告知*
又、キャンペーンの一環で募集をさせてもらいます
募集内容は……
今回はスサノオも死んだことだし新しいモンスター(怪物)を皆で作っちゃおう!!
怪物:基本的に今の動物をモチーフにしたものなら何でもOK!
名前:カッコイイ名前、ギリシャ神話で出てきそうなor出てきた名前や勝手に作っちゃってもOK!
ただし、メビウスルール(基本)的に『二次元創作(アニメなどのパクリ)』はやめて下さい(願)
その応募で決まった怪物or名前を次の次の怪物or名前に正式に決定したいと思います!!
この応募で駄目だった(選ばれ無かった)物もふざけた物でなければその後でも出させてもらいます
応募はこの文を最後まで読んだ上で行ってください
怪物でも名前でもどちらか片方でも両方でも良いので宜しくお願いします!!!!!!!
2012/05/06 03:03 No.25
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
因みに次に出す怪物を紹介します
※注)ネタバレをかなり含みます、見たくない人にはかなりの度合いで勧めません
見たくない人は絶対に見ないでください、
ただのポニテフェチでボカロ好きの中学生の独り言なので…←
********************ネタバレ注意********************
今度出す怪物は……
人間型の機械で名前はアリス、見かけは普通の少女です
まぁ、違いといえば強靭な肉体と硬固な外殻、
拳から鋭い刃物を出してきて動きがとても速いくらいですかねぇー
あぁ、あと口からミサイルを出してきます←
今回も人類の苦戦が予想されます、勝てるかどうかも分かりませんし…
それと、この篇でかなりのストーリー進行がある模様です!!!!!!!!!!!
2012/05/07 18:01 No.26
不破優★Tablet=ZXysO37870
第十四章 コア
いったい何が起こったのだろう?
風雲寺は現場の情報収集に戸惑っていた
周りはただただ困惑しどよめきがあがる
「あっ、あのっ!」
風雲寺が少しでも場の空気を良くしようと
大きく響く声で軍事総理大臣に疑問を投げ掛ける…
少しの間、沈黙が訪れる
「あっ…」
風雲寺がもう一度よぼうとしたとき
背後から光久が風雲寺の肩に手をのせ、そのまま特殊車両のある方へと足を運ぶ
風雲寺は一人納得し
「ありがとうございます…」
そう、独り言のように呟くのだった
光久は怒りの念を抱き特殊車両へと足を運ぶ
怒りの矛先が軍に向くのは光久の経験上はじめてのことだった
「クソッ」
光久は特殊車両の運転席扉の目の前まできた
怒りで歪んだ顔をいつもの顔にもどしてからドアを二度ノックする
「うっ、誰だ」
この少々どすのきいた低い声は間違えなく軍事総理大臣、加藤信哉のものだ
「第一冠、幹部隊長の大久保光久です!」
一方、光久は少々低いものの張りのきいた声で答える
「光久くんか、私になんのようだね」
『知ったかぶりもいいところだ』
「はい、勿論、スサノオのことです」
「ほぉ、スサノオの何が聞きたい?」
「なにゆえ、あのようなグロイことおなさったのですか?」
「あれは貴重なコアだからだよ」
「コア?」
「あぁ、コアだ、君はまだ知らないだろうな、
君たちの武器がどうやって作られているかを」
「知りません」
光久はキッパリと答えた
「ハッハッハ」
『何が面白い』
「よし、教えてやろう上層部、極秘秘密を
いや、もと極秘秘密を…」
2012/05/13 10:57 No.28
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
第十五章 野心・欲望
俺達の武器――
執行官、全隊員に支給される武器
その詳細を知るものは軍の上層部のみ
…――特殊武器
光久は困惑する
極秘秘密が下の者に伝わるような
破滅寸前の国
果して、そんな国にいて自分は良いのだろうか?――
聞いてしまったものは仕方がない
この事実を自分が他人にばらすわけにもいかない
自分でこの事実の流出を食止めなければならない
そうしなければ多くの国民が死ぬだろう…――
そうは、させない
自分の命に代えても
人間の野心を抑え
自分の欲望に打ち勝ち
人類存亡の危機を未然に防がなければならない
そう、自分には一生物としての義務がある
上層部は狂ってしまった
もうあれは生物ではない
野心、自分の欲望に負けた亡者だ
俺は…――
――屈しない
2012/05/13 15:31 No.29
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
↑、いつもとは違う感じに書いてみました
ここからのストーリー進行は速いと思います
って言うよりかはストーリー、話の謎が見えてくると思います
続編、乞うご期待!!!!!!!!!!!!!!
2012/05/13 15:41 No.30
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
>>29 、記事メモで「野心と欲望」に変えました
自分勝手にすみませんorz
*************************
第十六章 暴露と陰謀
光久は呆然と虚ろな目で集団中に歩先を向け歩み出す
足元は朧気で一歩一歩に恐怖と野心が見え隠れする
足に力は無く所々、踏み外すような一面もあり
顔の暗さからして見るからに恐怖心を煽る
今、風雲寺と目が合った
不信の目だ
光久は怖くなる
『あの集団にまた戻っていいのだろうか?』
自分の口が堅いことは重々承知しているが
今の正常ではない自分の状態からして
どういう行動に出るのか見当もつかない
まさに自分の体が自分の物でないような感じがするとはこのことなのだろう――
あぁ、自分が怖い
でも、俺は決めたんだ
自分に負けないと…
自分に屈しないと…――
風雲寺は不思議に思う
なぜ、光久が自分を避けるような顔をするのかを
光久の顔は今、自分(風雲寺)に怯え避けている
いや、自分にじゃない
執行官、或いは人類に怯えている
さては軍事総理大臣に何かを吹き込まれたのだろう
極秘になるような重要機密を
そして、その事実が我々のような下っ端に暴露されるのを恐れている
恐らく光久は自分でも分からない筈だ
自分が何者なのか
軍の犬、命知らず、欲望を抑えられない亡者…
そんな汚名を一部の国民には着せられ
まさか自分がその何れかに入る
そう、思っているのではないだろうか?
軍に入りたての頃は思いも寄らなかった自分の本性に
気付き始めているのではないだろうか?
それなら、もう少しだろう
この、真実を乗り越えてこそ
自分の本性に気付くことが出来る
逆を言えばこの、真実を乗り越えなければ
自分の本性に気付く事はおろか、軍から名前を抹消され
その生命体の生命は絶たれるだろう
そのどちらを選ぼうが己の自由だ
生か死か…――
上に立つ者は多かれ少なかれ
誰でも人に知られたくない闇を持っているものだ
例えば我々なら上層部に怪物の肉片を渡される
この武器で人類を救えと言われて
まだ、渡される時はその肉片が大金になる
コアとは知る余地も無い…――
2012/05/16 12:14 No.31
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
コア 〜koa〜(記事メモにも記載)
裏で高値で取引される敵体の肉片
敵体はこのコアを脊髄付近に仕込み
このコアを破壊されるか肉体が再生不能
にまで破壊されればその敵体の肉体は朽ち
人類に牙を剥く事は二度と無い
執行官は速急に敵体を倒すために
主に脊髄を狙う
そのため、なかなかコアが検出されることは無く
尚更に強い敵になるとコアの検出が不可能になる
尚、コアは執行官の武器に使われており
その武器の性能もコアの能力に託される
この事実は上層部の人間にしか知らされておらず
それは、下の執行官にコアの悪用をされないためである
だが、稀に口の軽い上層部の人間が
主に一冠のメンバーを中心に暴露してしまうことがあり
各メディアでは密かに警告視する言動も見られる
この、コアは強い敵体になればなるほど
良い能力があり一冠に渡される武器のほとんどが
このような性能を兼ね備えたコアを配合されている
コアの大きさには個体差が在るものの
色は黒もしくは赤黒い水晶の様な形をしている
↑の情報は最高軍事機密であり
これ以上の情報は
これからの発見に期待しよう
上記、軍神科学部隊記載
2012/05/16 12:47 No.32
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
第十七章 人類と生物
軍事総理大臣により執行官全員に撤退命令が出された
場の空気は重く、誰一人として喋る者は居なかった
馬での撤退途中にも会話は無く
予め、帰路を撤退班が確保していてくれたため
途中で敵体に遭遇することも無かった…
バルコニー南門の一キロ手前まで来た
先頭を馬で走っていた光久が無線機器を使い開門を指示する
軍事総理大臣は特殊車両に乗り当分前に着いているだろう
あと、南門まで五百メートルの所で無線に電波が入る
「開門します」
遠目からにも少量の雑草しか生えていないバルコニーの門はすぐに見えた
下から少しずつ開いていくのが目に見える
恐らく五十メートル在る門の上に上設された小屋から
こちらの現在位置を確認しているのだろう
ちょうど、門につく頃には門は全開していた
その中を軍馬に乗った執行官が颯爽と駆け抜ける
その姿を一目見ようと民衆が門付近に屯する
民衆は帰ってきた執行官の少なさに唖然とする
出国時は二百数人とそれ相当の軍馬が居たのに
帰国時はせいぜい四十数名しか居ないのだから唖然として当然だろう
門を中に入り民衆の間を駆けている時に光久は中年で小太りの男性に声をかけられた
「今回の戦いで死者の数に見合った戦果はあったのですか?」
光久はハッとする
今回の戦いに、いや、人類と生物の終焉無き戦いに意味などあるのだろうか?
少なくとも上層部の人間はあると言い切るだろう
この戦いに意味・終焉はあると
果たして、本当に終焉は…
終わりは来るのだろうか?
人類が安心して暮らせる日は来るのだろうか?
2012/05/16 16:47 No.33
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
☆今のうちの募集順位☆
1位…破滅したはずの幻想s=ヘルガノモス(仮)
2位…ルナs=ラビトリア(仮)
3位…COSMOSs=文殊(仮)
4位…破滅したはずの幻想s=アムア・ムーバ(仮)
※応募に当っての注意事項※
1、名前は応募時の名前を変えさせてもらう可能性があります
2、怪物の格好を少量、こちらで変えさせてもらう可能性が有ります
3、順位は現在進行中のものであり変更になる可能性があります
4、応募はサブ記事にお願いします
5、告知なしに応募を締め切らせてもらう可能性が有ります
6、一人の最大応募数を限りません
7、順位の可決は支持のない限り不破優(レス主)が決めさせてもらいます
8、順位、読者の方が気に入った怪物に投票してもらってもかましません(自作自演×)
項目が多いですが宜しくお願いします!!!!!!!!!!
勿論、普通のコメントもお待ちしております!!
2012/05/16 17:57 No.34
不破優★QYIAlr5rQn_YZZ
軍馬 〜gunnba〜(記事メモにも記載)
執行官の重要移動物
軍馬はあの事件後
生体を変えなかった数少ない生き残りで
国の所有馬数は約二千頭
一回の戦いで大量の軍馬が行方不明になるが
軍馬は軍の軍馬調教班により躾(しつけ)をされ
とても、人懐っこいため
直にバルコニー付近に戻ってくる
だが、残念なことに行方不明になった
軍馬が戻ってくる確立は年々減少傾向にあり
軍の馬は減っていく一方だ
この、理由の一つに
年々強さを増す敵体の存在がある
一回執行官とはなれた
軍馬が敵体に見つかる可能性は
三分の二にであり
上手く敵体から逃れたとしても
餓死、或いは障害物により死ぬ確立が
十分の九、と殆どの軍馬が戻ってこないことが一目瞭然である
上記、軍馬調教班記載
2012/05/16 18:15 No.35
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
☆今のうちの募集順位A☆
1位…破滅したはずの幻想s=ヘルガノモス(仮)
2位…COSMOSs=ミーティア(仮)
3位…ルナs=ラビトリア(仮)
4位…COSMOSs=文殊(仮)
5位…破滅したはずの幻想s=アムア・ムーバ
まだまだ、沢山の応募待ってます((何様?
2012/05/17 17:45 No.36
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
第十八章 喰神の天⇔殺神の地
光久は黙り一言も喋ろうとはしない
それは、先ほどの中年の男性の一言が気になっていたからだ…
「今回の戦いで死者の数に見合った戦果はあったのですか?」
完全に無かったとは言わない
少なくとも上層部は戦果の多さに大喜びだろう
だが、それが死者の数、死者の決意の数に見合ったものだとは自分は思わない
死者は大きな敵に挑むのにどれ程の勇気を要したか…
自分のような戦い慣れた一冠のメンバーですら躊躇い躊躇したのに
十冠や九冠の殆ど無戦に近い執行官はどれ程の勇気が要ったのか想像もつかない
その勇気と決意の大きさは上層部の人間には理解に困るだろう
そう、上層部は下の者の気持ちが分かる者で無ければならない
でなければ、この国は確実に破壊、崩壊の一途を辿るだろう
今の人間に自由は無い
だからこそ、人間は協力、助け合わなければならない
そう、今の人類に自由は無いのだから…――
昔、こんな伝承が言い伝えられていた
『我、遥か天には喰神の魔物が居座り我々が眠り衰えるのを暗黒の天空で見据える
我、今立ちこの地も殺戮の化身が息を潜め我々に値定めをす――』
こんな、短い文では在るが今の人類はまさにこのような現状に立たされているのかもしれない…
いつ死ぬか分からない地獄の淵に立たされている
まさに、今の人類に持って来いの言葉だと光久は思った…
2012/05/18 18:30 No.37
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
第十九章 鴉の眼
今回の任務は終わった…
いつもなら任務の終わりは近くの居酒屋で宴会をやるのに
今回は違った
いつもと、一味違い皆が黙り重い空気を演出している
本意で黙っているものも居るのだろうが
この、変質揃いの一冠で仲間の死を素直に悲しむ者は居なかった
変質、では無いだろう
もうメンバー全員が人、仲間の死に鈍感になっており
人類の減少を素直に悲しめなくなっているのだ…
唯一、悲しいと言えば最後の最後で良い所を本部に持っていかれたことだろう
それは、光久本人も同じであった、が
一番悔しいのは風雲寺であろう
風雲寺は皆の先陣を切り
仲間の死で自暴自棄になった者達を束ね結束を固めていたのだから
当の風雲寺の眼は死んでいた
あの後、軍事基地に向かい身支度の着衣を行って
今も皆が各ロッカーで身支度を行っている
だが、一番に身支度を終えた風雲寺はロッカー中央にあるベンチに腰をかけ
死人のような顔で何かを考え込んでいる
まだ、若い光久には風雲寺がいったい何を考えているのか分かる筈も無い
そう、エンペラーキラーの異名を誇る風雲寺等、五人の考えることは…――
エンペラーキラー、又の名を神の殺戮者
その名前の通り神殺しのエキスパート、我々執行官のプロ
つまり、亡神を殺すことだけに特化したプロ中のプロなのだ
光久は頭に疑問を抱いたまま軍事基地を後にした
もう、とっくに日は沈み闇がバルコニーを支配する
!
「カァカァ…」
光久はとっさに声の音源である頭上を見る
『カっ、カラス!?』
この、腐敗された地球上で通常種のカラスを見るのは久しぶりだった
カラスは視線に気付き光久を物珍しそうに見る
その、鴉の眼を見て光久は悟った…
「同じだ――」
光久の頭の中で古い記憶がよびすまされ
風雲寺の死んだような暗黒の眼が鴉の淀んだ眼と比例する
まさに、その鴉の何を考えているのか分からない地獄の眼は風雲寺の眼と似て非なる物だった
2012/05/19 17:33 No.38
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
第二十章 当分の不満
光久の顔がこあばる
臨時幹部会議で驚きの事実が発覚してしまったのだから無理も無い
その驚きの矛先は在る紙に記されていた…
『全生還者数…軍執行部隊之第十冠=零/二十名
軍執行部隊之第九冠=一/二十名
軍執行部隊之第八冠=零/二十名
軍執行部隊之第七冠=三/二十名
軍執行部隊之第六冠=二/二十名
軍執行部隊之第五冠=七/二十名
軍執行部隊之第四冠=十一/二十名
軍執行部隊之第三冠=九/二十名
軍執行部隊之第二冠=十四/二十名
軍執行部隊之第一冠=十七/二十名
敵前逃亡者…零/二百名 』
今回の人類の打撃は大きいだろう
なかなか、類を見ない戦いではあったが亡神が凶暴化しつつある
昨今、この数は妥当であり
これからは益々の死亡者の増幅も稀ではないだろう
しかし、敵前逃亡が死罰に値しなくなった今での敵前逃亡者零は極めて稀であり
これからの戦いもこうあって欲しいと願うのが本望なのだ
軍がこの状況ではこの後、即急の依頼は受けられないだろう
幾ら軍がバックに大勢の執行官を抱えていたとしても
こんなに大勢の死者の後だ…
メディアからのバッシングは激しいだろう
光久は当分の間、戦えないことに不満を抱きながらも
仕方ないと自答していた…――
2012/05/19 18:35 No.39
不破優★QYIAlr5rQn_cAa
☆今のうちの募集順位B☆
1位…破滅したはずの幻想s=ヘルガノモス(仮)
2位…COSMOS=ミーティア(仮)
3位…Ds=???(仮)
4位…ルナs=ラビトリア
5位…COSMOS=文殊
6位…COSMOS=グリムドン&グリムドンビー
7位…破滅したはずの幻想s=アムア・ムーバ
8位…COSMOS=デグヌ・メ・マッド(植物堕天種)
※応募に当たっての注意事項(追加文)※
9、植物系の怪物は極力無し
よろしくおねがいします!!!!!!!!!
2012/05/19 18:59 No.40
D★8otwfKJSeF_EP8
オひっサー
チーとかおださんだけで随分コメントは入ったな。
まーソレはオいといて、怪物を、カクとするか。
口のでかいクジラで、水陸どっちでもスメル。体チョウは、最大500以上。
その巨体のせいで食べ物に困っている。そのせいで基本海にすんでいるこいつらは、
最近陸にも顔ダシテそのたびそこは、海に沈み何一つ残らない。
でもその腹の中は、
空気が通っていて生物も住んでいる(基本消化されるまで。あと消化されないやつもいる…)
あとなかには、食道以外の場所にも住むやつがいる。あと中は、くいもんに困らない
場所によるけど…。
生息するやつは、基本的に生き残ったやつ、つまりとにかく強い。
しかしほとんどの堕天種またわそれ以下は、
クジラに食われて=消化され=コアだけ残り=生き残ったやつは=コアを喰らう
…そんな奴がわんさか(腹の中)。あと、中には食えないコアもある=強い奴のコア
名は、コロニーポセイドン。アト・・・・群れで動く。
2012/05/21 10:57 No.41