苺★nacyvoU3sb_aDu
あたしは自信がなかったのに新白蓮学園に合格した。
そして卒業式…
「彩華ぁ!」
終わったあと、教室で春賀はあたしに抱きついてきた。
「ウチ、彩華と同じ中学いけなくて寂しい。。」
春賀は陸上の有名な陸ヶ丘中に通うと言っていた。
来駕と由愛と3人で行くらしい。
「でも… 陸上頑張ってね。」
「っていうか彩華はどこ行くの?」
う…
いままでその質問は流してきた。
でも今日は言おうと思っていた。
「あたしね… 新白蓮学園に行くことにしたの。」
「え… あの有名な?!」
「うん…」
「何でだよ。」
そう言ってきたのは春賀ではなかった。
「来駕… ごめん黙ってて。」
「そんなことはどうでもいい… なんであんなところ行くんだよ。」
「それは… 」
言えない。
春賀に追いつけなかったのが悔しくて…
来駕に認められてないみたい… だっただなんて…
「あの学園は能力を使う学校だろ?お前そんなことできるのかよ…」
なんで…?
なんでそんな言い方するの…
「そうよ彩華。」
由愛も口を挟んできた。
「今更言うけど… あなたみたいなトロい子がそんな学園でついていけるの?」
「それは…」
なんで…
みんなしてそんなに言うの?
何で誰も応援してくれないの?
「お前まさか… 能力でトロいところ直そうとしてるのか?」
ドクン…
「何それ、そんなので足を速くしたいって言うの?」
「彩華… そうなの?」
由愛も春賀もなによ…
あたしの気持ち全然分かってない…
「そうよ… そうよ!あたしはどうせトロい子だもん… こんなんじゃ春賀たちの友達にもなれない…
来駕にもつり合わない… こんな自分を変えたいの!あたしの気持ちしらないくせに、偉そうに言わないで!」
さっきまでの卒業ムードはなくなった。
「彩華… なんでそんなものに頼るんだよ。」
「来駕もあたしの味方してくれないんだ… 」
「違う、ただオレは彩華が能力を使えるようになるとか怖い。」
え…
あたしは言葉を失った。
「そっか… あたしが怖い…か。大丈夫、もうこれから来駕とはかかわらないから。」
「は…?」
「あたし寮生活になるし… もう会わない。」
「なんでそうなるんだよ…」
そんな怖がられている目で見られたくない。
もうこれ以上惨めなあたしを見ないで?
「由愛も、もうほっといて… 春賀… ごめんね。」
さようなら。
あたしは教室を出た。
そして外に出て、みんなとすごした小学校をみつめながら涙をこぼした。
2012/02/26 17:55 No.191
苺★nacyvoU3sb_aDu
かなえ視点
「そんなことが… 私何もしらなくて…ごめんね。」
「ううん、いいの。それに今は最高の親友がいるから平気♪」
彩華は私の目を見て笑った。
可愛い笑顔。
だけどどこか寂しそう。
こんな彩華を見ることが何かつらい…
「あたしこの時間は座ってるからかなえは戻って?」
私はちょっと迷った。
1人にするべきかするべきではないか。
「分かった… 戻るね。」
かける言葉がない。
何を言っていいかわからない。
私… 優也先輩にはルカ先輩がいるって思っただけで1人で馬鹿みたいに落ち込んでた。
でも彩華の辛さに比べたら…
でも何でだろう。
彩華の味方になりきれない。
もしかして…
私はみんながいるところに戻った。
みんなはランニングを終え、休憩していた。
私は桜田君のところに行った。
「どうした?」
「さっき…桜田君と彩華の関係を聞きました。」
「へー… それで?」
「桜田君…彩華のためを思ってこの学園に入ることに反対したんだよね?」
「…」
「それと怖いって言ったのは何でですか?」
「…それは本当に彩華が怖かった。」
「何が怖い?」
「いままでオレは努力する彩華に惚れていた。でも…能力が使えるようになって、ほかとは比べ物にならなくなる
彩華を見るのが怖かった。あの頑張りやなところが見られなくなって、すっかり変わってしまう彩華を見るのが怖かった。」
私は分かった。
2人はすれ違っている。
「彩華ね、怖いって言われてフられたと思ってるよ?」
「えっ…?オレフってなんか…」
「2人はすれ違ってる。お互いの気持ちわかってない。」
彩華に伝えないと…
2012/02/26 22:20 No.192
苺★nacyvoU3sb_aDu
「彩華とちゃんと話したら?」
「でも… オレの話はきっと聞いてくれない。」
「私も一緒に話すよ?桜田君… まだ彩華のことすきなんでしょ?」
「…」
「桜田…君?」
「オレさ… 」
『選抜メンバーの8人にお知らせです、事件が発生しました。ファーストとセカンド、すぐに陸ヶ丘中学へテレポートしてください。』
こんなときに任務?!
それも陸ヶ丘って…
シュンッッ
彩華が足を引きずりながら私の元にテレポートしてきた。
「彩華、テレポートをマスターしたの?!」
「まだだよ… 確実に移動できるのはあたしを入れて三人までが限界。それに2回連続とかは無理…体力がもたないの。」
「足は…?」
「任務だもん、やらないと。」
「でも…」
「大丈夫。セカンドの二年生、ルカ先輩は多分雛子先輩が連れて行ってくれる。
だから滝川君とかなえはあたしがテレポートさせる。」
彩華の目はいつもより強く感じた。
目の前には桜田君がいる。
強くなったところを見せたかったのかな?
「おい…陸ヶ丘で何があったんだ?」
「ごめん来駕、あたしたち急ぐから。滝川君、行くよ?」
「お前…そんな足だし体力まだないし… 大丈夫なのかよ。」
えっ…
あの滝川君が人の心配を?!
「そんなんで現場に無事たどり着けるか心配だ。」
そっちかい。
「早くしないと… また星野理事長の悪い命令が出てるかもしれない… 彩華、」
「うん… テレポート!」
私たちは桜田君をおいてテレポートした。
2012/02/27 22:45 No.193
苺★nacyvoU3sb_aDu
そして私たちは陸ヶ丘のグラウンドについた。
「はぁ… はぁ… 着いた…」
「彩華お疲れ、後は私たちがなんとかする。みんなをまず探さないと… っていうか事件って?」
「まだ分からない。とりあえず探すぞ。」
バタッ
そんなとき彩華は倒れた。
「やっぱり倒れちゃったか… 私おんぶするね。」
私は彩華をおんぶした。
あたりを見渡す限り普通の中学校。
当然私たちの学校よりは小さいけど…
「かなえちゃん!」
そんなとき後ろから声がした。
優也先輩!
ファーストのみんなもセカンドのルカ先輩も4人の先生もいた。
「よかった、着いたんだね」
「はい… でも彩華が…」
「あとは私がおぶる。」
そう言われて、神崎先生にかわってもらった。
「事件の内容をこの基山がせつめいする。この学校の生徒が刃物を持って逃げているらしい。
中一女子、名前は野中春賀。その女子は自殺を考えているらしい…
その原因を調べ、捕まえるんだ。刃物を持っているから気をつけるように。」
野中春賀
それって…
彩華のほうを向いたけど目は覚めてない。
「指示を出す。まず優也、篠宮、居場所を探るんだ。」
私と優也先輩は意識を集中させた。
でも私は何も見えない…
必死に探すけど…
「見つけました、屋上です。」
よかった…優也先輩が見つけてくれて。。
でもそんな単純なところ?
「でも隠れているみたいだ… 雛子先輩、お願いします。」
「よし、テレポート!」
そして屋上。
あたりを見渡しても誰もいない。
「逃げられたみたい… なんて速さなんだ。」
優也先輩はびっくりしていた。
そりゃそうでしょ… あの春賀だもん。
「手分けして探せ。」
基山先生はそう言った。
私たちはバラバラに別れた。
みんなが行ったあと私は屋上から外を見つめた。
「こんにちは」
すると後ろから声がした。
…?!
________________________________
勝手ながら1週間休ませていただきます。
1週間たったらまた沢山書きますのでよろしくお願いします。
苺
2012/02/27 23:03 No.194
苺★nacyvoU3sb_aDu
「あなた… 」
「ウチ?ウチのこと知ってるの?」
「野中…春賀さん?」
「マジ?ウチ有名人?」
この人…
彩華の話してた…
「いや… じゃなくて、何してるのよ?」
「何って?」
「自殺… なんて考えてないよね。」
「どうしてそんなこと聞くの?わぁー… あなたこわーい!」
そう言って春賀は私にナイフを向けた。
「ちょっ…」
ヤバイ…
私の力は攻撃系じゃないから…
このままだったら殺される?!
「ナイフを下ろして!危ないじゃない。なんでそんなことするの?!」
「死にたいのよウチ。もう生きるの面倒。」
「なんで… なんでそんなこと言うのよ?」
「ある子がムカつくから。」
一瞬嫌な予感がした。
「ムカつくって… どうして?」
「自分に納得がいかなくて、能力なんかに頼ろうとする馬鹿がいるのよ。」
「…!」
まさか…
「どうせあんたの友達にでもなってると思う。あんた、白蓮の人でしょ?北野彩華を知ってるでしょう?」
「彩華のことをなんでそんな風に言うのっ?誰のせいで自分に納得してないと思ってるのよっ」
「はぁ?知らない。とにかムカつくの。」
「彩華がどれだけ… どれだけ傷ついてるかしらないでしょ?」
「はー?」
「彩華の陰口言ったの誰よ!」
「なっ…」
私はナイフがある春賀の右手を押さえた。
「離して!あんたに何が分かるのよ?!ウチだって傷ついたよっ」
_____来駕君をウチから奪ったくせに!
え…
今の感じ…
私心読めた?!
「あんたに何が分かる!」
「桜田君が… 何よ。彩華が奪った?」
「えっ… 何よ、人のこと分かったように言っちゃって。」
「もしかして… あなたも桜田君のこと…」
「黙って。」
「好きだったの。」
「何よ… 悪い? あのね… はじめはウチと来駕君がいい感じだったんだよ?」
自分で言うかそこ…
「付き合う寸前まで来てた… 陸上の男女トップ同士で仲良くなって… 告白しようとしたときに気づいたの。
彼は別のものを見ているって。トップのウチじゃなくて… 入ったばかりのド素人を見ていたのよ!
そしてこうつぶやいたの… 頑張る子っていいねって… なによ… 」
「ふーん… それから彩華の陰口言い出したんだ。」
「ムカつくじゃない!それからウチは来駕君のことはきっぱりやめた。これで分かった?
そんな調子のいい彩華がまだ調子に乗ることがムカつく。もう見てられない!」
春賀は油断した私の手を振りほどいた。
「これで分かった?もう真実を知ったあなたにも死んでもらわないとね。
ほんとうは彩華を殺したかったけど、後が面倒じゃない?犯人扱いされちゃうし…
だからウチが死んで呪ってやろうと思うのよ。」
「そんな… なんで…」
春賀はナイフを持った手を振り上げた。
そして私のほうにナイフを勢い良く振ってきた。
刺さる…!!
2012/03/07 17:53 No.195
苺★nacyvoU3sb_aDu
刺さる!
そう思ったときだった。
「きゃっ… !」
春賀は何かの力に押されたのか、勢いよくしりもちをついた。
「ちょっ… 何今の?!」
「お前… 馬鹿だな。」
…!
「滝川君!!」
どうしてここに…
さっきの念力…
私を守ってくれた…?
「お前… 迷惑。」
ヴ…
相変わらずこんなときでも口が悪い。
「何よ!でも見つけたのは私だもんっ」
「ふんっ… 逆に被害者出そうとしてたじゃないか。」
「う…」
私は何も言えなくなった。
「何… あんたらもうまくいってんの?イチャイチャしちゃって… ムカつく!何よ、せっかく殺そうとしたのに。」
「お願い、そのナイフを下ろして!」
「それにオレたちはイチャついてなんかない。」
「滝川くん、今そこは無しっ。」
「ムカつくって言ってんのよ!」
そう言って春賀はナイフを自分の首に向けた。
「ウチ… もう死ぬから。死んでお前らも呪ってやるよ!」
「そんなことをして何になるのよ!」
「はぁ?ウチのこの苦しい気持ち分かってないくせに!」
「分かるよ!私だって失恋してるんだから!」
そう…
私は優也先輩が好き。
でも先輩はルカ先輩が好き。
「へー… それで?あんたの失恋とウチの失恋は違う!」
「何が違うのよ!1回の失恋で自殺なんて… どうしてそんなに簡単に自分を捨てるの?!
あなたには陸上の道があるじゃない!」
「陸上?ウチは来駕君の隣で走りたかった。なのに… 隣で走ってる奴は彩華だったのよ!
中学は別々になったと思ったら… 来駕君、自分を責めるのよ?
能力なんかに頼る心を作ってしまったんだって… だからウチは言ったの。
そんな頼りない選手を鍛えるより、もとから力のあるウチを育ててって…
でも断られた。来駕君は彩華と走りたいんだって。そんなことがある上に由愛にはどんどん追い越されていった…」
「そんなことで自殺しようとしてるのか。」
滝川君はつぶやいた。
「何… ウチを止めたいの?あんた、へんな念力使えるみたいだけど… 念力ウチにつかったら即ナイフをウチの心臓にさすから。」
「そんなちっぽけなことで自殺かよ。弱い奴。」
「あんたに何が分かる!」
「まだいいじゃねーか… 好きな奴が生きてるだけで。それでほんとにいいのか?もう桜田に会えないんだぞ?」
「な… によ…」
滝川君… なんか寂しい目をしてる。
「オレもお前みたいな失望は体験済みだぜ?」
「はぁ?」
滝川君… 過去になにかあったの?
2012/03/08 20:58 No.196
苺★nacyvoU3sb_aDu
「何よ… あんたみたいなのって、どうせ恋なんてしたことないでしょう?」
「さあね、ほっとけ。」
「何よその反応… 余計な時間取らさないで。じゃあ… ウチほんとに死ぬから。」
「まだそう言うのかよ。」
そんなときだった。
一瞬にして彩華が現れたのだった。
彩華は春賀の手にあるナイフをテレポートで奪い取った。
「彩華!大丈夫なの?」
「なんとかね。 …春賀…久しぶり。」
彩華は春賀に少しずつ近寄った。
「何よ…!」
バチンッッ
彩華の手のひらは春賀の頬に触れた。
もの凄い響きで。
2012/03/09 23:41 No.197
苺★nacyvoU3sb_aDu
「何で死のうとするの?そんなにあたしが憎いなら正面から来なよ!」
「何よ!そんなことできるわけないじゃない。能力だなんて… 化け物になったあんたに会うなんて恐ろしすぎるっ」
「死ぬくらいならあたしに会いに来なさいよ!」
「偉そうに… ちょっと来駕君とうまくいってるからって調子にのらないで?」
「春賀、何も分かってない。あたしが来駕君とうまくいってる? 何それ。勘違いもいい加減にして。」
「はぁ?あんたのせいでどれだけウチ、傷ついたか…」
「知らないよそんなの… だってあのころの春賀、あたしに協力してくれてたし。」
「それは… 」
______ウチも来駕君のこと好きって言っても、どうせ彩華が勝つじゃない。。
ウチがふられて彩華だけうまくいくなんて耐えられない!
今、春賀の声が聞こえてきた。
「あんたに何が分かる!」
そして春賀はまた開き直る。
「結局あなたの自己中心的な考えじゃない。」
私ははっきり言った。
「彩華と桜田君がうまくいって、自分が惨めになるのが嫌だったんでしょ?2人がうまくいくのが嫌なだけだったんでしょ?」
「なっ… 」
「いい加減素直になりなよ?なんでそうやって自分が失敗するのを恐れているの?」
「恐れてなんかない!」
「じゃあなんで自殺しようとしたの?なんで彩華に向かって本当のこと言わないの?」
「かっこわるいじゃない!うまくいかなかったら… 負けたらかっこわるいじゃない!」
「それが恐れって言うのよ!」
「な…によ… どうせウチは怖がりだよ… その怖がりを今まで隠してきたんだよ!」
「そんなことない。」
彩華…?
「あたしは…春賀の親友だと思っていたから知ってた。春賀の弱いところも強いところも。分かってた。」
「知ったかぶりしないで?何よそれ。」
「あたし… 今からでも春賀のそんなところ受け止めるよ?だから…」
「だからやり直そうっていうの?また親友になれっていうの?そんなの嫌よっ」
「春賀…」
「ここで戻ったらウチ、悪から良に変わった元弱虫みたいになるじゃないっウチがそう簡単に… もうメンドクサイ!
ナイフがないならウチ、ほかの方法で死ぬから。」
そして春賀は思わぬことをしようとしていた。
2012/03/10 16:51 No.198
苺★nacyvoU3sb_aDu
「春賀ぁ!!」
彩華が叫んだころにはもう遅かった。
春賀は屋上から飛び降りた。
その瞬間彩華はテレポートした。
私と滝川君は急いで下をのぞいた。
「そんな… はやく下に行こう!」
「オレはみんなを呼びにいく。行くぞ。」
私たちは走った。
そして私がはじめについた。
「2人とも!しっかりして!」
血とかは出てなかった。
けど2人は気を失っていた… と思ったときだった。
_________彩華…
春賀の声…
「かなえ!」
「雛子先輩!早くテレポートをお願いします!」
ほかのみんなも集まってきた。
「テレポート!!」
私たちは病院にテレポートした。
私たちは人が多いカウンターに降りてしまった。
急に出てきた私たちを見て、一般の患者さんたちも驚いていた。
けど私たちは気にせず医者のところにむかった。
「すぐに手術を行います。」
お医者さんは怖い表情をしていた。
そして私たちは1時間くらいだまって待っていた。
「なぜだ…」
基山先生は頭をかかえた。
「理事長からの命令は野中春賀の確保だぞ?!怪我させてどうするんだ!」
空気は重くなった。
「お前ら、寮に戻って頭を冷やせ!藤咲と滝川は3日間は部屋から出るな!いいな?」
そんな…
でも怪我をさせてしまったのは私と滝川君のミス。。
しょうがないのかなあ。。
2012/03/10 17:55 No.199
苺★nacyvoU3sb_aDu
その日の夜。。
彩華もいない部屋で、眠りにつこうとした。
「お前寝るの早いな。まだ10時だぜ?」
「だって今日は疲れ… って、、ええええええ!!!!たたた滝川君!?」
「静かにしろ。」
滝川君はベランダから中をのぞいていた。
「どうやってきたの?」
私もベランダに出た。
「ベランダを乗り越えて来た。」
「何しに?」
「特に。」
「何それ。」
「基山は動き出してる。気をつけろ。」
「何に気をつけたらいいのよ。」
「お前みたいな友情にとらわれてる奴なんて、オレらのチームに必要ない。」
「な… どういう…」
「お前みたいな甘い奴は任務をやる必要はない。」
「そんな… 何でそんなこというの?!」
「今日だってお前が馬鹿みたいに話をしようとするからいけないんだ。
オレがスキを狙って念力でおさえようとしてたのにお前があの女を興奮させるからいけなかったんだ。」
「私のやり方がいけないってこと?!」
「オレ1人だったらつかまえてた。」
「なにそれ… 滝川君だって言ったじゃん。」
そんなちっぽけなことで自殺かよ。弱い奴。
まだいいじゃねーか… 好きな奴が生きてるだけで。
そう言ったのは誰よ。。。
「ふん… お前に合わせてやっただけだ。」
「あのときの滝川君の目… 寂しそうだった。なにか今までであったの?」
滝川君は黙ったまま、何も答えなかった。
2012/03/10 20:31 No.200
苺★nacyvoU3sb_aDu
「そんなんねーよ。じゃーな。」
滝川君は自分の部屋に戻っていった。
彩華… 今どうしてるかな?
目、覚めたかな?
コンコンっっ
そんなときノックの音が聞こえた。
私はゆっくりドアを開けた。
「優也先輩!」
「僕たちはもう部屋から出てよくなったんだ。でも涼太とかなえちゃんはまだって聞いたから、ちょっと報告に来た。」
「報告?」
「彩華ちゃん、もう目が覚めたんだって。命に別状もない。一週間は検査入院するらしいけど
来週には退院できるんだって。」
「よかった… 彩華。」
「でも野中春賀のほうはまだ目が覚めてないそうなんだ。命には別状ないのに、目が覚めないらしい。」
「そうなんですか… 早く目が覚めるといいですね。」
「うん… ご飯は食べた?」
「はい。おにぎりもらいました。」
「そっか…じゃあ寝るところ邪魔しちゃってた?」
「大丈夫です!それに、今回の事件がきっかけで私、力の使い方が分かってきたんです!」
「そっか!よかったね。ルカも言ってたんだ。もうファーストとセカンド、別々になっても大丈夫じゃないかって。
今回はちょっと怪我人をだしてしまったけれど、それなりにうまくいったらしいしね。」
「うまく… できたんでしょうか。」
「でもセカンドの人たちで捕まえたんでしょ?」
本当に… あんなやり方でよかったのかな?
「私、滝川君に言われたんです。私のやり方は任務をこなせないって…私の甘いやり方じゃ駄目だって…
私なんかはいらないって…」
「確かに… かなえちゃんと理事長のやり方はちょっと違うね。」
「私嫌です!人を傷つけてまでして罪を無くそうとする理事長のやり方…
私は何も傷つけずに罪をなくしていきたいんです。」
「そっか… でもそれで本当に罪が消える?」
え…?
優也先輩の表情はかたくなった。
「その甘いやり方で今日は結局怪我人が出た。理事長のやり方どおり、無理にでも念力で捕まえたらよかったのに。」
「それじゃ本人が… 春賀の心は納得いかないまま捕まってしまうだけじゃないですか!」
「かなえちゃん… 君は一度任務から離れてみたらいいよ。」
優也先輩…
「じゃ、おやすみ。」
なんで…
どうして…
あの優しい先輩はどこへ行ったの?
私はドアも閉めずに入り口で座り込んだ。
「かなえちゃん。」
声がした。
私はゆっくり顔を上げた。
「篠宮先生!」
「今日はお疲れ様。さっきの見てた… 」
「先生…私のやり方は駄目なんですか?私はただ犯罪を犯した悪い人でも、痛い目に合わないといけない存在の人も
話せば本人からちゃんと自分の罪を認めてくれると思って…
力なんて使いたくないって… 思ってるんですけど… 間違ってますか?」
先生は黙った。
「先生は私の味方ですよね?」
「私にもわからない。何が正しくて何が正しくないのか。」
「じゃあ先生も理事長のやり方は気に入ってるんですか?!」
「それは違う。確かに理事長の乱暴な捕まえ方には私も反対だよ。でも… 言葉だけで通じなかったら?」
「それは…」
「その場合は逃げられちゃうね。」
「はい…」
「難しいね… でも私は理事長を止める。」
「止める?」
私は正直分からなかった。
先生は正しいのが分からないというのに理事長を警戒していて、私の意見に同意してくれない。
先生の気持ち… わかんない。
2012/03/11 13:48 No.201
苺★nacyvoU3sb_aDu
「かなえちゃんの言ってる、事件の解決の仕方も変えたいけど… 私は理事長のことを知りたいの。」
「知りたい?」
「私と星野理事長はね、中学のころ同級生だったの。そのときの星野君と今の星野君、全然違う人になっちゃってて…
絶対何かあると思うの。」
「何か… ですか。」
「私はそれを調べたい。」
そういうことか…
彩華も篠宮先生もそうだけど、みんな過去でいろいろあるんだな…
「とりあえず今日は疲れたでしょ?おやすみなさい。」
「おやすみなさい…」
私はドアを閉めてベットにもぐりこんだ。
言葉だけじゃ…駄目なのかな。
力を使ってでも無理やり捕まえないと駄目なのかな…
私は疲れていたのか、そのまま眠りについてしまった。
2012/03/14 16:29 No.202
苺★nacyvoU3sb_aDu
そして次の日、ドアに挟まっていた手紙が挟まっていた。
私は眠い目をこすりながら手紙を読んだ。
『藤咲 かなえ 3日間部屋から出るな 食事は持っていく 風呂は部屋のシャワーで終わらせろ 』
ほ…本当に閉じ込められてしまった。
この字は基山先生か…
キツいなぁ…
「はぁ… 3日も1人ぼっちかぁ」
「1人は嫌か?」
「うぅわっっ! …びっくりしたぁ…」
基山先生がドアを開けて入ってきた。
「嫌…というか、寂しいなぁーって。。」
「それなら滝川と2人でここにいろ。いいな。」
はい?
そう言うと、基山先生は滝川君を私の部屋につき投げた。
「滝川君?!」
滝川君は傷でいっぱいで、気を失っていた。
「どうしてこんなことになってるんですか?!」
「軽い罰だ。」
「なんで…私何もされてないのに…」
「滝川がこう言った。アイツにの分はついでにオレが罰を受けると。そして電撃がコイツの体をはしった。」
「そんなこと…なんで…誰がそんなことしたんですか?!星野理事長ですか?!」
「それは言えぬ。」
「基山先生… あなたはどっちの味方なんですか?!」
「…この基山は子どもを味方にしたいとは思わぬ。」
そんな……
何で… どこまで子どもを汚せば済むのよ…
「そういうことだ、じゃーな。」
基山先生は勢いよくドアを閉めていった。
ムカつく!
なんで… 私なんかをかばうのよ滝川君…
私は自分のベットに滝川君を運んだ。
「ぅ… 」
「滝川君?!」
「お前… なんで… オレ… ここに?」
「基山先生が連れて来たのよ… どうしてこんなことに… 私悔しい、仲間がこんなことになって…」
「仲間…?いつ…オレが… お前なんか…の… 」
「仲間だよ!だって私のこと何度も助けてるじゃない。」
「は…?」
「野中春賀の事件のとき、屋上で刺されそうなとき助けてくれたし、今だって…私の分まで… 」
「何…泣いて… るんだ…よ」
「泣いてない!」
泣いていないと言いながら私は目から大粒の涙を流していた。
悔しかった。
何故か…
2012/03/14 16:49 No.203
水純葵★nacyvoU3sb_aDu
性格悪くて口もうるさい滝川君のことを汚されたと思うと… 悔しい。
「滝川君… 誰にやられたの?」
「わかんねぇ… 女だった。なんていうか相手を小馬鹿にするような猫撫で声だった… 」
「誰だろう… 理事長じゃないんだね。それより救急箱取ってくるね。」
「そんなものいらねー… 」
「でも傷があるし…」
私は救急箱を部屋から探しながら滝川君に話しかけた。
「私… どうしたらいいのかな。」
「何が…?」
「星野理事長のやり方… 私は人を保護する方法とき、攻撃的な能力をあまりつかいたくないの。」
「念力か…?」
「うん… サイコメトラーやクレヤボヤンスを使えば何とかなるんじゃ…」
「…それで確実に捕まえられるならな。」
「滝川君は…どうしてあの屋上で野中春賀を見つけたとき念力を使わなかったの?」
「相手が言ってた。オレが念力を使うと即自殺って。」
「でも滝川君の高レベルな力だったらそんなもの抑えられたんじゃないの?」
「…」
滝川君は黙った。
救急箱が見つかったので私は滝川君の腕が包帯を巻き始めた。
「お前のせいだ。」
「え…?」
「お前につられたんだよあの時。」
「つられた?」
「今までどおり理事長の命令のようにみんなやろうとするなか、お前は逆らって違うやり方で攻めた。
お前の言う攻撃せずに相手を保護するやり方を見ていたらつられたんだよ。」
滝川君…
「やっぱり滝川君、本当はいい人?」
「は?」
「ふふっ」
「何笑ってるんだよ。。」
滝川君… 本当は優しいんじゃない。。
ってことは… 性悪になるきっかけが過去に何かあったのかな?
“ 失望は体験済みだぜ? ”
あの滝川君の言葉…
今でも覚えてる。
切ない表情の滝川君。。
「はい… 全部の傷、手当したから。」
「ふんっ… 」
そんなときに放送が流れた。
2012/03/17 11:50 No.204
苺★nacyvoU3sb_aDu
すいません↑
姉妹同じパソコンを使っているので姉がつかっている名前のままやってしまいました^^;
書いたのは私です。
2012/03/17 11:52 No.205
苺★nacyvoU3sb_aDu
『○○病院で前回の事件を起こした野中春賀の容態が以上だということですぐにファーストチーム、木野ルカはテレポートで病院へ向かうこと。』
…春賀が?!
「滝川君…私…」
「動くな。今の放送聞いただろ?オレらだけ呼び出しはなかった。おとなしくいるんだ。」
「でも…!!」
「オレらだけじゃ何も出来ない。病院の場所も分からない。それに今、また逆らったら今度は閉じ込められるだけじゃ済まなぞ」
本当のことだった。
今行ったら危ない。
でも… 春賀に何かあったのに何もできないなんて…
「北野がいるだろ。」
「彩華…?」
「あいつはお前の味方なんだろ?なら野中春賀が悪いことにはならないようにするはずだ。
あいつは目が覚めてるんだろ?」
「そうだね… 彩華もいるよ…ね。」
滝川君はベットから起き上がった。
「まだだめだよ、寝てないと。」
「お前に心配されるほどやわじゃない。」
「でも… 」
滝川君が起き上がったとき、首元から何か出てきた。
四角の形で、欠片のようなデザインのネックレス。
「わぁ… 何か凄いデザインのネックレスだね。」
「そうか…?」
滝川君は大切そうに胸の中に隠した。
「誰かとのペアネックレスとか?」
「まあ…」
「誰?誰?」
「お前には関係ない。」
「何それー!」
いつもどおりの口喧嘩だった。私にとっては。
でも… まさかそのネックレスに深い意味があるなんて知らなかった。
2012/03/17 17:19 No.206
苺★nacyvoU3sb_aDu
そのころ、私の知らないところで物語りは進んでいた。
「どうして人を傷つけるようなことをするの。」
「人を傷つける?」
「どうしてすぐに念力なんかで人を押さえつけるの。」
「そうでもしないと捕まらない。」
「どうして罪な人を殺すの。」
「罪を犯す者は現代には必要ない。」
「罪を犯したからといって、何も聞かずに殺すなんておかしい… どうしてそんな悲しいやり方でしか…」
「篠宮小雪… 変わらないなぁ…」
「私は何も変わってない… あの中学時代からはね。でも貴方は変わってしまった。」
「僕が変わった?」
「その口調… ちょっと偉そうなのは変わってないけどね。」
「そうか…?」
「何があったの。この数年で。約束したじゃない… みんなで変えていこうって。」
「そうだったかな。」
「とぼけないで。何かあったの?」
「何もないが。」
「じゃあ… 凛ちゃんや進藤君の居場所知らない?結婚するって聞いてから連絡取れなくなったの。」
「さぁ…僕も会ってないな。」
「嘘つかないで。星野君が電話で話しているのさっき聞いたんだから。まだ上に…貴方を操っているひとがいるんでしょ」
「何故そう思う?」
「聞き返さないで。どうなのか答えて。」
「…神崎か。」
「わかってるじゃない。」
「そっちこそ分かってるんじゃないか?」
「いいえ何も。言って、私たちは貴方の味方よ?」
少し間があいた。
「ボスがまた動き出した。中学時代の裏方の。」
「神崎ヒカリ」
「そうだ。」
「そこまではこっちも分かっていたの。でもヒカル君は言ってた、どうやってほかのカラダに意識が乗り移ったんだろうって」
「ボスの姿はない。」
「え…?」
「ボスは魂のような姿になっている。」
「魂?」
「火の玉のようなものだ。」
「それで… 星野君が私たちに命令していることはヒカリの命令だということ?」
「そういうことになるな。」
「星野君の意思ではなくまだ上の人の命令だということはみんなに話していい?話したらきっとみんなこう言うよ。
『そのボスを倒す』って。」
「倒す…」
「止めるのよ。」
星野は考えた。
2012/03/17 17:42 No.207
苺★nacyvoU3sb_aDu
かなえ視点
その日のうちに滝川君は自分の部屋に戻った。(ベランダから)
私はそれからいろんなことを考えながら3日間を過ごした。
春賀と彩華と桜田君のこと…
星野理事長のこと…
滝川君のこと…
いろんなことを考えると長いようで短い3日間だった。
3日経った今、私はのびのびと部屋から出た。
彩華はまだ帰ってきてないけど…
野中春賀についてどうなったんだろう…
「かなえ…!久しぶりだなっ」
「…雛子先輩!」
食堂に向かう途中で雛子先輩に会った。
「彩華たち… どうなりましたか?」
「彩華は元気そうだったよ。でも野中春賀は一度死んだ。」
「え…?!」
「でも翔太が念力で心臓を動かして、回復しているところ。」
「それは… 星野理事長の命令だったんですか?」
「まあね…こんな人を助ける任務は初めてだったよ。」
「そうなんですか…」
「こういう任務のときはいい気持ち。」
「ですかね。」
「あ…噂をするとっ」
雛子先輩の指した先には滝川先輩がいた。
「滝川先輩、こないだはお疲れ様でした!」
「あぁ…」
相変わらずクールだった。
雛子先輩と滝川先輩の会話は続いた。
「でもちょっと緊張しなかった?あのとき。心臓を動かすだなんて、下手したら心臓壊れちゃうじゃない」
「力加減は難しかった。」
「でもさすが天才は凄い!心臓動いたじゃないっ初めてやったの?」
「微妙。」
「微妙?何それ」
「小学校のころ… やろうとした。」
「やらなかったの?」
「止められたから。」
「そっか…小学生だったから?」
「そんなの関係なく。弟に止められた。」
滝川君に?!
「まあ… それ以上は聞かないけど。」
そこで会話は途切れた。
2012/03/17 22:42 No.208
苺★nacyvoU3sb_aDu
「あ…かなえ、朝食前に今からスペリアー会室で会議があるから来て。」
「あ…はい。」
私は雛子先輩についていった。
スペリアー会室に向かうのは二回目。
まだ入学したばっかりのときにも行ったよね。
私と雛子先輩と滝川先輩が行ったころにはもうみんな集まっていた。
彩華は…まだ病院みたいだけど。。
「みんなもう集まってるから席について。今日は話があるの。」
篠宮先生は真剣な表情だった。
私たちは急いで席に座った。
すると以外な人物が教室に入ってきた。
「今日はこの人から話があるの。」
…!
星野理事長?!
「今日は僕から真実を話そうと思う。」
真実…?
そして星野理事長から真実が語られるのであった。
2012/03/18 10:19 No.209
苺★nacyvoU3sb_aDu
中学時代の僕…オレ、星野大河は将来、絶対理事長になって篠宮小雪たちの願いをかなえようと思った。
そして数年後親父から佐野へ理事長は受け継がれた。
でも佐野の容態は悪かった。原因不明の病。
「大河、お前は立派になった。僕のあとを継いでくれないか。」
「しかし… まだ佐野理事長になったばかりではないですかっ」
「どうもあの裏の世界事件から体調がどんどん悪くなっていってな… それにボスもまた動き出した。」
「ボスが?!ボスの意識は神崎の体内にあるんじゃ…」
「あの神崎の体の意識はヒカルのほうだ。ヒカルから連絡があったんだ。ヒカリの意識が自分の体からいなくなったと。」
「そんなことが…」
「ボスに立ち向かえるのはあの中学時代のとき勇ましかったお前たちのほうがいいだろう。」
「…分かりました。」
そういってオレは佐野から受け継いだ。
ボスのたくらみも知らずに。
*
「お前が新しい理事長か… 久しぶりだな。」
「そうですねボス。」
ボスの姿は火の玉のような塊になっていた。
「あの中学時代のようにまた…力を合わせようではないか。」
「何をするんですか?」
「悪をこの世から排除するんだよ。」
「悪?」
「この学校には優れた子どもが集まったチームがある。そいつらを使い、悪をもつ人間をこらしめるんだ。」
「そうですか…」
「実際私はこんなカラダなんでね。。命令はお前に頼むぞ。私が命令したことをすべて子どもにやらすんだ。」
「子どもに命令をするんですか…」
「そうだ。時には人を殺すときもあるだろう。」
「そんなことまで子どもに?!」
「不満があるのかい?もし理事長である君が私に逆らえば… 私は逆に、この世を悪にする。
私は子どもたちの魂まで操ることだってできるのだ。」
恐ろしい。
とても。
オレはこんな奴にどうやって立ち向かえばいいんだ…
そんなときに高梨と進藤に会った。
当時苦しかったオレは簡単に今の状態を話してしまった。
すると2人は協力してくれることになり、今は一緒に暮らしている。
2人は佐野の死因、ボスの資料を集めている。
でもいまだにあまりいい情報はない。
こんな不安定な状況のままいままでやってきた。
これを今、生徒に話した。
2012/03/18 10:41 No.210
苺★nacyvoU3sb_aDu
かなえ視点
そんなことがあったんだ…
篠宮先生の予測どおり星野理事長にはワケがあった。
「なんか〜… ボスさんって〜怖いね〜…」
マナ先輩は相変わらずゆっくりな口調だった。
マナ先輩はメンバーのなかで1番おとなしいから1番おびえているかんじだった。
「大丈夫よマナ、なんとかなるから。」
「ルカぁ〜… 」
「もう、泣かないの。」
ルカ先輩…頼りになるなぁ。。
私はフと思い、チラッと優也先輩を見た。
ちょっと胸が痛かった。
優也先輩は優しい目でルカ先輩を見ていた。
それに雛子先輩が話しかけていた。
「お前の女は頼りになるなぁ!」
「雛子先輩、からかっているんですか?」
「褒めてるんだよっ」
「そうですか… ルカは人思いでいい子ですよ。」
「いいなぁーっあんな可愛らしい子が彼女で!」
「でも料理は微妙ですよ。」
「あははー!ルカは不器用だからなっ」
痛い…
そんな話を聞くのが。。
「はいはい、静かにして!で、みんなはどうしたい?」
どうしたい…かぁ。。
「あたしは倒したいなぁ!ボスを。」
「私も、倒すというか… よくわかんないけど止めないと。」
「雛子先輩も〜ルカも〜やるなら、マナもやる〜… 怖いけど〜」
「男子は?」
「オレらは何でもいい。」
見事に滝川兄弟がハモって答えた。
優也先輩は…?
あとは優也先輩だけ…
「そりゃ…平和にしたいけど…どうやってやるんだよ。」
以外な発言だった。
「それをみんなで考えるの。」
「篠宮先生… 」
「確かに怖いのは分かる。」
「さっきの話みたいに… 僕たちが逆らったらこの世が悪になって、僕たちまでボスに操られたら…!?」
「優也君…」
優也先輩はいつも反対をしている。
怖いんだ…って。。
先輩は…以外に弱虫なんだね。。
「優也。」
そんなときに基山先生が話しかけてきた。
「怖いか。恐ろしいか。危険な目に合いたくないか。」
「嫌に決まってますよ。怖いことするくらいなら命令にしたがったほうが…」
「優也。お前はそんな奴だったか。」
「僕は… 本当は弱虫なんですよ?後輩にだってそう思われてる。」
優也先輩はこっちをちらっと見た。
私の心を読まれてたんだ…
「優也、お前はチームから離れろ。」
「何でですか…?」
「そんな弱い心がチームに潜んでいたら勝てるものも勝てない。」
「何急に良い先生になってるんですか… いままでで1番理事長に従ってたのは基山先生じゃないですか。」
「確かにそうだな。でもこの基山はつられてしまった。」
「つられる?」
「藤咲かなえにつられたんだ。」
「どういう意味ですか…」
私につられた?
何か…おんなじことを滝川君に言われたような気がするんですけど。
「それはお前にも分かるはずだ。」
「…」
「しばらく一人になるんだ。」
優也先輩は教室を出た。
「優也…」
ルカ先輩も心配そうに見ていた。
「お前ら惑わされるな!今、お前らはボスを倒したいと言っただろ?その発言をする強さを忘れるな。」
基山先生… 何か変わった?
いつもの冷たい基山先生じゃない。。
まあ良い方に変わったんだからいいけどね。
「話はここまで。さ、朝ごはんを食べて授業を受けないとね。」
篠宮先生の指示により、私たちは食堂に向かった。
2012/03/18 13:42 No.211
苺★nacyvoU3sb_aDu
その日、授業のあと私は綾彩華のお見舞いに雛子先輩にテレポートで連れて行ってもらった。(病院の場所が分からないから)
「ここが彩華の病室、あたしはカウンターで待ってるからゆっくり話てきな」
「えっ雛子先輩…いいんですか?」
「2人のほうが楽だろ」
「すいません。」
私はノックをして、返事があったのでゆっくりドアを開けた。
「かなえ!」
「久しぶり彩華…」
「嬉しい、きてくれて♪」
「ごめんね、こんなことになったのは私がすぐ捕まえられなかったから…」
「そんなの関係ないって。どうかしたの?」
「優也先輩が… チームから離れた。」
「なんで?!あの優秀な…」
私は星野理事長のことも全部話した。
優也先輩のことも…
「そんなことが… 大変だったみたいだね。あたしも早く復帰しないと!それとありがとう。」
「え?何が?」
「昨日、来駕がお見舞いに来てくれて、いっぱい話したよ。」
「で…どうなった?」
「まだ交際中ということで♪」
「やったねっ」
「かなえのおかげだよ。」
「そんなことないよ?よかった〜」
「あとは春賀だけかな。意識が戻るといいけど…」
「そうだね…」
「あたし、明日には帰る準備するつもり。」
「よかった、私ずっと1人で寝るの寂しかった。」
こんな普通の会話を彩華と久しぶりにした。
楽しかった。
何か気が楽というか…
「私そろそろ帰るね、下で雛子先輩が待ってるの。」
「うん、きてくれてありがとう。」
「またね」
私は病室を出て、カウンターに向かった。
すると途中でまさかの人物を見かけてしまった。
「滝川君?!」
滝川君は一つの病室から出てきた。
私は滝川君に寄った。
「お前… 何でここに…」
「私は彩華のお見舞い… 滝川君は?誰か入院しているの?」
私は滝川君が出てきた病室を見た。
『野原 美羽』
誰…?
2012/03/18 20:35 No.212
苺★nacyvoU3sb_aDu
「野原…美羽って…??」
「…お前には関係ないだろ」
「そんな…」
滝川君にとったら関係ないのかもしれない…
けど私には大有りだよ。。
ん?
何で私…今胸がキュッってなってるの??
「あら涼太君、今日も来てくれたの?それと… あら、お友達?」
誰?
急に知らない女の人が声をかけてきた。
これは何かのチャンスだ、、と私は思った。
「はじめまして。私、滝川君のクラスメイト、藤咲かなえです。」
「藤咲さん… あなたも美羽に会いに来たの?」
「え…いや…偶然ここで滝川君に会ったんです、滝川君の知り合いの人が入院してるならお見舞いして行こうかなー…っと。」
滝川君は酷い目でこっちを見てきた。
心の中で『てめぇ…』と怒っているだろう。。。
だって気になるもん…
「どうぞどうぞ。美羽も喜ぶわ。」
私は病室に入れてもらえることになった。
滝川君も一緒に入った。
私は入った瞬間… 何も考えられなくなってしまった。
そこには小学生くらいの女の子が眠っていた。
呼吸器を付けていて、腕や足にはたくさん点滴が…
息… してるのかな?
「あの… どこが悪いんですか?」
私は聞いた。
「心臓が…悪いのよ。今は小学5年生だけどこの子が小学校に入学したころのとき… 急に心臓があまり動かなくなったのよ。
それでもう目も開けられない状態になっていて… この5年間、一度も目を覚ましてないの。だから体はまだ全然大きくないけど…それにいつ死んでもおかしくないんですって。よくこんなに長持ちしたわね…」
「原因などはないんですか?」
「……」
?
美羽ちゃんのお母さんは黙っていて、、
滝川君は下を向いていて… 悲しそうで悔しそうな表情だった。
「事故だったのよ… これは。」
事故…
「違う。違うんだ。事故なんかじゃない。オレが… オレが…」
「涼太君、もういいのよ。自分を責めないで。あなたのせいじゃないでしょ?」
滝川君は病室を出て行った。
私… いけないこと聞いちゃった?
「あの… 」
「知りたい?美羽と涼太君の5年前。」
私は迷った。
けど知っといたほうがいいんじゃないかな…
ただ私が知りたいだけかもしれないけど…
「聞かせてください。」
私は美羽ちゃんのお母さんに話を聞くことになった。
2012/03/19 20:30 No.213
苺★nacyvoU3sb_aDu
5年前の滝川涼太(小3)視点
「涼太くーん、行こーう!」
この間、隣の家に住んでいる美羽がオレが通う小学校に入学した。
それから毎日こうやって朝早くからオレを迎えに来る。
「美羽〜毎日早すぎー」
「だって早く涼太くんと学校行って遊びたいもんっ」
「ちょっとまってて。ランドセル取ってくる。」
オレは自分の部屋からランドセルを取り出し、美羽が待っている玄関へ走った。
「今日は行く途中で寄って欲しいところがあるのっ」
「どこに?」
「ふっふーん、それは内緒。早く!」
オレらはいつもどおり手をつないで走った。
寄りたいところ… どこだろう。
「こっち!早く早くっ」
美羽はオレの手を話して、石の階段を下りた。
その階段の下の先には…
「うわぁ… 」
「ね、きれいでしょ?」
オレの目には川に映った朝日が見えた。
「この時間だけが1番バッチリ映るの」
「へー… きれい。」
「でしょ?涼太くんにみせたかったのっふふっ… じゃあ後1つ、今から美羽が朝日になるの」
「え?」
オレは初め、美羽の言うことが理解できてなかった。
今思えばあのときオレが…
2012/03/20 18:36 No.214
苺★nacyvoU3sb_aDu
「涼太くん、目を閉じてて?美羽がいいよって言ったら目を開けてね」
「う…ん」
オレはゆっくり目を閉じた。
何が起こるかもわからずに。
でも音が聞こえた。
水の音。
美羽が水に触っているんだろうか?
こんなことを暢気に考えているときだった。
「きゃぁっっ… 涼太く… 」
急に水の音が激しくなったのに気づいたオレは目を開けた。
「美羽?!」
美羽は川でおぼれていた。
ちょうど夕日が映っているところに。
「美羽、待ってろっ」
オレが川に入ろうとしたときだった。
オレの手から熱い何かが感じた。
赤い光がオレの手から…
その光と同じ赤い光美羽の心臓に映っていた。
どういう…
「まて涼太!むやみに力を使うんじゃない!」
後ろからオレを呼ぶ声がした。
力…?オレそんなもの…
「翔兄ちゃん!どうしてここに…」
「そんなことは後だ。それにお前じゃ無理だ、深すぎるだろ。オレが助けるから待ってろっ」
翔兄ちゃんは走って川の中に入った。
そのころには美羽の体は沈みかかっていた。
でもさすが翔兄ちゃん。
兄ちゃんはすごい力を持っているんだ。
パワーみたいなものでモノを持ち上げられる。
だからすぐに美羽を引きあげることが出来た。
けど美羽はうごかなくなっていた。
「翔兄ちゃんどうしよう?!」
「落ち着け、オレが… 念力で心臓を…」
「兄ちゃんの力で美羽の心臓がなおるの?!」
「分からない… やったことない。」
「そんなんで本当に美羽が死んだらどうするんだよっっ」
オレは酷いことを言っていた。
このときは頭がぐるぐるだったんだよ。
「オレが病院まで運ぶ!オレが悪いんだ… 美羽を…止めなかった。」
「涼太、落ち着け。とりあえず一緒に病院に運ぶか?大丈夫、息はしている。ただ気絶しているだけだ。」
「うん… 」
兄ちゃんが美羽をおんぶしてオレたちは近くの病院に美羽を運んだ。
*
「この子は… かなり心臓をやられてますね。おぼれただけで何故心臓が…」
お医者さんは困っていた。
どうやら原因が分からないようだ。
心臓が原因不明なことに弱くなったらしい。
まさかあのときの… オレが出した赤い光のせい…?
2012/03/21 18:10 No.215
苺★nacyvoU3sb_aDu
その日、オレは学校に行かずに美羽が寝ている病室にいた。
美羽の目は覚めない。
「涼太、今日はもうかえろう。もう暗くなるぞ。」
「兄ちゃん… どうして心臓が悪くなったのかな。」
「さあね。」
兄ちゃんは斜め下を見つめた。
「やっぱりオレのせいだろ。」
「それは違…」
「斜め下向いた。」
兄ちゃんは嘘をつくとき斜め下を見る。
「あの赤い光… 兄ちゃんは何か知ってるの?」
「兄ちゃんがな… この力使えるようになったときもあんな赤い光が手から出てきたんだよ。」
「兄ちゃんも?!」
「まぁまわりに人いなかったし、被害はなかったけど。きっとお前も念力が使えるようになったんだろうな。」
「あの光、美羽にもあったんだ。」
「それは… お前が美羽を助けようとしたからだ。」
え… ?
まさか… オレが…
2012/03/21 20:40 No.216
苺★nacyvoU3sb_aDu
「じゃあオレが… 美羽を?」
「それは違う。とりあえず何も気にするな。お前は何も考えなくていい。」
オレの声は震えていた。。
オレが悪いんだろうか…
誰か真実を教えてくれ…
「僕が教えてあげましょう。すべてを。」
そんなとき、美羽の病室のドアが開いた。
知らない男の人が入ってきた。
2012/03/22 22:49 No.217
苺★nacyvoU3sb_aDu
「誰…?」
「僕は新白蓮学園の教師、基山だ。」
「きやま?」
「能力者が通う学校のことだよ。お兄さんの翔太はもう知っているんじゃないのかな?」
翔兄ちゃんは少し表情がかたくなった。
「オレはあの学校に通うつもりはありません。」
「フッ…それは知っているよ。前にも言われたからね。今日は弟君に話があるんだ。」
兄ちゃんの知り合いが…?オレに?
「僕はすべて見ていた。涼太君と美羽さんのやりとりを。」
「え…」
「涼太、君には念力の力が宿ったようだね。」
「念力って… 翔兄ちゃんが使える力と同じやつ?」
「そうだよ。美羽さんが川でおぼれたとき… 君は助けようという気持ちで力がこみ上げてきた。
赤い光が現れなかったか?」
「赤い光… あの光がオレの手と美羽の胸にあったんだ。」
「それが証拠さ。君は念力で彼女を助けようとした。」
「オレそんなつもりは…」
「つもりはなくても助けたいという一心で力が出てきてしまったんだよ。そして彼女の心臓をつかんでしまった。」
「え…?オレが心臓を?」
「まだコントロールできない初心者が人に念力を向けるのは不可能。コントロールできなかったため、
心臓をつかんでしまったんだよ。偶然ね。」
どういう… 意味…?
オレが… 美羽の心臓を…??
「君は1人の命を助けようとしたけれど… 残念ながら逆に苦しめてしまった。」
そん…な…
オレが?
そんなつもりはなかったのに…
オレはただ美羽を助けたかっただけで…
「もういいでしょう、帰ってくれ。」
「翔太、君は少し静かにしてくれ。いいか涼太、君は愚かな力を持ってしまった。
僕の勤めている新白蓮学園に来ないか?その力を良いものにしたいと思っている。」
「良い力…?」
「そう… その力、今回のようにではなく、人のためになるようにしたいと思わないか?」
人のためになる…?
オレが…?
「涼太、基山の話を聞くんじゃない!お前は何も悪くないんだ… ぞ… ぅあ…」
兄ちゃんは首を押さえて苦しそうにした。
「翔兄ちゃん?!きやまさん…兄ちゃんに何をした?!」
「何をした??笑わせないでください。涼太君、あなたがお兄さんの首をしめているのでは?」
「え… 」
オレは何も…
オレがやっているの?
「違… 涼…太…が… やっ……ん… じゃ… 」
何を訴えようとしているのかわからない…
どうしたら止められるんだ?!
「どうしたら… いいんだ?オレ… 何もやっているつもりは…」
「1つ方法がある。」
「ぅわっっ」
突然きやまさんの後ろから火の玉のようなものがしゃべりだした。
ちょっとオレはびっくりしてしまった。
「お前なんだよ… 火の玉?幽霊?」
「私は魂さ… ヒカリの魂。ヒカリ。」
「で…方法って?」
「滝川涼太君、君が私の手下になるんだ。私の背後につけばいい。」
「てした?はいご?」
まだ小学生のオレにはイマイチ意味が分からなかった。
「要するに… 白蓮の学校に通って、私の味方になるんだよ。」
「味方?何で味方に?」
「君に手伝って欲しいことがあるんだ。中学生になるまでに力を強くして、中学校からは任務を受けて欲しい。
君の能力は素晴らしく優秀だからね。中学になり、任務で君の活躍が見えたら…
この少女の目を覚ますことだって簡単さ…」
美羽が…!?
「その前に… 兄ちゃんどうやったら苦しくなくなるの?」
「君が私の味方になる。と言い、白蓮に通うと、証明したらいいのよ。」
オレには理解できてなかった。
このころのオレは…
全然まわりのことを考えずに。。
ただ兄ちゃんが助かればいいと思った。
「オレ… ヒカリさんの言うこと聞くよ!だからどうやって兄ちゃんを…」
「それでいい… フハハッ」
「ごほっ… コホッ…お前…」
兄ちゃんの苦しいのは終わった。
「兄ちゃん大丈…」
「おい基山!!お前騙しただろ!」
兄ちゃん?
「さっきオレの首を絞めたの… お前だろ!涼太のせいにしやがって… それに美羽の目が覚める?
そんな嘘もつくなよ!あいては小学生だぞ?そんなことして何が楽しいんだよ!
任務とか何とかって… ただ子どもを使いたいだけだろ?!」
兄ちゃんはキレていた。
「あははっ… そうよ翔太クン…貴方はやっぱり優秀ね。でも…弟は大馬鹿よね。あははぁっ」
オレのことか…?
オレ… 嘘つかれて信じちゃった?
どうしよう…
「まあともかくぅ、弟は私がもらうから。基山、捕まえときなさい」
オレはきやまさん… いや、きやまに体を押さえつけられた。
「おい…やめろ!」
兄ちゃんは念力を使ってオレをたすけようとした。
そんなときだった。
「ぅぁあっ…」
今度はオレの首が絞められた。
2012/03/23 16:41 No.218
苺★nacyvoU3sb_aDu
「翔太見ろ、弟が苦しんでいるぞ?お前はどうする。」
「基山…!何でそこまで…!!」
「チッ… まだ分からないか。ボス、そろそろ…」
ボス…?!
あの火の玉はボスっていうのか?
「言うことを聞かないことを想定して私が来たのよ基山… いい?2人のボク、聞くのよ?
私ね… 子どもの意思を操ることができるの。だから君たち兄弟を悪にすることなんて簡単なのよ。」
一瞬鳥肌がたった。
「貴方たちは言うことをきかない… なら私が言うことを聞かせてあげるのよぉっ」
そう言うと、火の玉…ボスは大きな火の玉となり、オレと翔兄ちゃんを火で囲んだ。
「やめろ… !!」
必死にオレたちは抵抗した。
けど無駄だった。。
変な感じ…
火なのに熱くない…
でも…゜
何か吸われていく…
そしてオレたち兄弟はその場で倒れてしまい、そのままきやまたちに学園へと連れて行かれた。
記憶も… アイツらに持っていかれた。。
2012/03/24 10:15 No.219
苺★nacyvoU3sb_aDu
かなえ視点
「私は… そのやり取りを見ていたのよ。。病室の外から。」
「…記憶まで持っていかれたってどういう…」
「私はあの男の人…基山さんの話を聞いちゃって、真実がすべて分かったの。。
涼太君も聞いていたはずなのに、全然ちがうことを言っているの。
『美羽はオレが苦しめた』って… 違うこともないんだけど、川のことも何一つ覚えてなかったの。
ただ苦しめたとしか言わないの… それ以外は思い出せないみたいで… 翔太君もよ。。」
そこまで…ボスは…
それに基山先生…そんなことをしていたなんて。。
でも今は大丈夫…??だよね?
ちょっと私は心配になってきた。
基山先生は良い先生(?)になって、優也先輩をはずした…?
何かおかしいような…
ピピピピピピピッッ
急にポケットからケータイがなった。
雛子先輩?
「もしもし雛子先輩?」
『かなえ、聞いて。大変なことが分かった。』
「大変なこと?」
『基山は… 基山先生はボスの味方なのよっ』
「え…?」
『さっき、マナとルカが発見したと連絡が入った。
基山先生とあの奇妙な火の玉がやばい話をしているらしい。』
「私もさっき、ある人から話を聞いておかしいと思っていたところなんです!」
『本当か?!今から篠宮先生たちにも話しにいくところだ。かなえもすぐ戻って来いっ』
「今すぐ行きます!あの…滝川君たちは?」
『アイツらも2人一緒に学園に向かっている。』
「分かりましたっ」
私はケータイを切った。
「美羽ちゃんのお母さん… えっと…」
「晴美です。」
「すいません… 晴美さん、今基山先生の正体が分かりそうなんです。もう他の子たちが滝川君たちみたいなめにあわないように… やっつけてきますね。」
「そうなの…お願いね。あなたは?」
「藤咲かなえです!」
「かなえちゃん、応援しているからね。」
「はい!行ってきます!」
私は病室を飛び出した。
そして雛子先輩とテレポートで学園へ戻った。
2012/03/24 10:39 No.220
苺★nacyvoU3sb_aDu
スペリアー室にはもう基山先生以外のほとんどの人が集まっていた。
すると篠宮先生が話し出した。
「みんな、状況は分かっているわね?きっと優也君を追い出したのも優秀なサイコメトラーをはずすためだったのね。
心を読まれるのがきっと怖かったからじゃないかな… 思考を読まれるわけにはいかなかっただろうから…」
なるほど…
たしかに心を読まれたら全部がバレバレになっちゃうしね…
ってか、どうせ私は何もできませんよっっっ
「あと二つ、発表があります。一つはマナちゃんとルカちゃんが目撃したとき聞いたことなんだけど、
基山先生とボス… ヒカリっていうんだけど、2人は子どもを操る企画をしているらしいの。」
子どもを操る…?!
「私たちがボスのやり方に反対しているのに気づいたところで… 子どもたちを悪の塊にしようとしてるの。」
みんなの表情が冷たくなった。
そういえば… 滝川君と滝川先輩も操られて…るんだっけ。。
だからあんなにクールになっちゃったんだよね…
本当は優しいのに。。
でも優しいところもまだ残ってる…
全部が悪になったわけじゃないんだよね。。
「それをオレらが止めるんだろ」
滝川先輩が話し出した。
「そう… でも問題はどうやって止めるか…」
確かに…
止めるっていっても…
ガラッッッ
そんなとき、あの人が息を切らして戻ってきた。
2012/03/26 18:09 No.221
苺#イチゴ☆QgsDLpHcwDp7★nacyvoU3sb_aDu
「遅れてすみません!心配かけました!」
「彩華!?何で?!明日帰る準備するって…」
「基山先生のこと雛子先輩からメールで聞いて、もう大丈夫なのにあたしだけ休んでるなんて駄目だから!」
彩華…
「本当に出てきて大丈夫なの?」
篠宮先生も心配そうにみた。
「はい!ちゃんとお医者さんにも許してもらってます!荷物は明日届く予定です。」
「ならいいわ。さて… メンバーもそろったところで、二つめの発表。」
そうだった、、二つだったね。
みんなは息をのんだ。
「みんなそんなに固くならないで?そんな深刻な発表じゃないのよ。残念だけど、優也君はもう無理には呼ばないことにしたの。
きっと彼は優しい心の持ち主だから心の奥ではボスの言うことを聞きたくない、言い返したいっていう思いはあると思うの。
でも… 彼は強気でそんなことをやろうとは望んでないみたいっていうのはみんな分かっているでしょ?
だからもう優也君の心をこれ以上壊したくないから、ファーストからは正式に離れてもらうことになったの。
何のあいさつもなく辞めてごめんなさいって言ってたの。それで、、サイコメトラーのファーストがいないといけないから…」
篠宮先生は私を見た。
ま…
まさか。
「かなえちゃんにはファーストに上がってもらいたいと思います。」
先生が拍手をしだすと同時にみんなも拍手をしだした。
「そそそんな急に?!私まだ全然力使いこなせないし…」
「力の強さだけじゃないのよ。かなえちゃんはたしかにまだ完璧に力を使いこなせないけど、
そんな完璧はなくてもかなえちゃんは大丈夫って分かるの」
「私が…大丈夫?」
どういう意味だろう…
2012/03/26 20:32 No.223
野苺#イチゴ☆QgsDLpHcwDp7★nacyvoU3sb_aDu
「力はまだなくても、みんなかなえちゃんがファーストに上がることを祝福しているじゃない」
「でも…」
「自身を持つの。力が不十分なのにどうしてかなえちゃんがファーストに上がることに反対しないか分かる?」
私は首を振った。
「まっすぐなかなえちゃんならきっとファーストの仕事をこなせると思っているからよ。」
私のことを…みんな…?
「一番にこれはおかしいって言い出したのはかなえちゃんなのよ。そんなあなたをみんな信じているの。」
信じてくれているの…??
私なんかを…?
いいのかな… 頑張っちゃっても。。
「私… 優也先輩みたいに力使えないけど… 優也先輩にはやく追いつけるようになりたいです」
「頑張ってねかなえ!あたしもかなえならきっと大丈夫って思うよ!」
彩華は抱きついてきた。
「ありがとう彩華!」
こんなとき私は思った。
滝川兄弟の出来事を知っているのは私だけ…
私だけにできることもあるのかもしれない。。
何か方法が見つかる予感がしてきた。
「私に考えがある。聞いてくれるか?」
神崎先生は話し始めた。
2012/03/27 14:44 No.225
野苺#イチゴ☆QgsDLpHcwDp7★nacyvoU3sb_aDu
「このカラダは私のものではないんだ。」
その一言から話は始まった。
「このカラダは本当はボス… 僕の双子のヒカリのものなんだ。
でも過去に僕は本当は死んでいて、でも僕は何らかの原因で意識だけヒカリの体内に入ることが出来た。
今のヒカリの体の中の意識はこの僕、ヒカルのものになっている。だからヒカリの意識は魂となって外へ出てしまっている。
それがあの火の玉なんだ。こんなことが起こっている原因はまだ分からない。」
な…何か難しい。。
そんなときに星野理事長がドアを開けて入ってきた。
「それなら今捜索中だ。」
ん?
理事長の後ろには2人の女の人と1人の男の人がいた。
「進藤君、凛ちゃん、それに瑠璃ちゃん!」
篠宮先生は感激していた。
知り合い?
「久しぶり!ごめんね、連絡できなくて… いろいろ大変だったの。」
凛という人はお腹をさすっていた。
「凛ちゃん、心配したよ!お腹にいるんだよね?」
「うん♪」
お…おめでたか。。
「瑠璃ちゃんも心配したよっっ行方が分からなくなったって聞いて…」
「ちょっといろいろ調べるために隠れていたのよ。」
「紹介してくださいよっ」
雛子先輩が頼んでいた。
「僕から紹介しよう。右から、高梨凛、進藤神流、佐野瑠璃。みんな情報を集めてくれていたんだ。
ボスのことや佐野元理事長のことなど。」
「大ちゃん、もうそのキャラやめていいじゃない。僕とかもうやめてよ」
だ…大ちゃん?!
まさか理事長とデキてるんじゃ…
いやいやいやいやこんなときに私ったら。。
「そうか… もういいか。」
空気を変えて、篠宮先生は張り切った雰囲気を戻した。
「またあの中学時代の私たちがそろったね!」
「私まだあのとき小学生でしたけど。それに1人いないわよ」
「優衣ちゃんはそうだけどー…たしかに聖夜君がいないけど。。」
中学時代…
あの伝説の出来事。
まえに図書館の本で読んだことがある。
裏の世界へ生徒を救いに出た!っていうやつだよね。。
なんか凄い!あの伝説のメンバーがここにいる!
「あのときみたいにまたみんなで成功させよう!」
星野理事長もはりきっていた。
なんか心強い…
2012/03/27 15:11 No.226
野苺#イチゴ☆QgsDLpHcwDp7★nacyvoU3sb_aDu
今日はもう遅いからということで解散することになった。(大人の人はまだ残るって言ってたけど。。)
「滝川君!」
私は終わるなり、廊下で滝川君を呼び止めた。
誤りたかった。
「今日はごめんね…私いろいろ勝手に… 」
「べつに… 」
「美羽ちゃん… 」
「お前、どこまで聞いたんだ。」
「全部…だと思う。滝川君は覚えてる?基山先生との出会い。」
「基山とか… 思い出せないんだ。思い出そうとしても頭が痛くなる…」
「そうなの…?ごめん。」
「べつにどうでもいい。大体オレは何も覚えてない。ただ、美羽をオレが苦しめたとしか…」
「ちがうの!滝川君は悪くないんだよ…?」
「何言ってるんだお前」
「私美羽ちゃんのお母さんから聞いたの。あれは滝川君が悪いんじゃないって…
ただの事故だよ?しょうがなかったんだよ?」
わざとじゃない…
ただの衝突事故じゃない…
「しょうがない…?笑わせるな。」
滝川君の表情は怖くなった。
「事故…だのしょうがないだの…お前に何が分かるんだよ!しょうがなくても事実は事実…オレが殺したんだよ!」
殺した…
その言葉はキツく感じた。
そのまま滝川君は部屋に戻っていった。
2012/03/28 13:26 No.227
野苺#イチゴ☆QgsDLpHcwDp7★nacyvoU3sb_aDu
事実、、、
滝川君が殺したっていう事実なのかな…?
私は何か違うと思うんだけどなぁ。。
「彩華…起きてる?」
ベットの中で寝付けない私は彩華に小声で話しかけた。
「うん、何か久しぶりのベットでちょっと緊張。」
「そっか… ちょっと話していい?」
「いいよ。」
「滝川君、どんな人だと思う?」
「滝川君か… うーん、、怖くてキツイ子だけど、しゃべりにくいとか、嫌いとかそんなのはない。何でだろう…
どこか優しい雰囲気のところが見えるっていうか…」
「だよね!」
私はちょっと大きめの声を出してしまった。
「それがどうかしたの?」
「うん… 今日、ちょっと滝川君の過去の話を聞いちゃったの…滝川君、本当は優しい心を持っているのに…」
「何かきっかけでもあったの?」
「滝川君、小さいころ、年下の女の子の幼馴染と事故… を起こしたの。でも本当に事故なのに…
しょがないと私は思う事故なのに滝川君は今になっても自分を責め続けているの。」
「それがトラウマになってるの?滝川君。」
「滝川君が悪いっていう思考をボスに入れられているみたいなの。」
「え?!どういうこと?」
「小さいころ会っていたのよ… 滝川君とボスは… いろいろあったみたいで、滝川君はボスに思考を操られたの。
滝川君が悪いんだよっていう思考を… だから今は自分を責めるようなクールな人になっているんだよ。」
「それ… 何か今回のボスの計画と何かにてるね。」
「うん… このままじゃ日本中の子どもたちが滝川君みたいに苦しめられちゃう… 止めないと。」
「ボスを倒して、滝川君のことも治してもらわないとね。」
「うん… ごめんね、長い話になっちゃって。あ… 言い送れたけど退院おめでとう。」
「ありがとう…」
私たちはそのまま寝てしまった。
2012/03/28 22:04 No.228
野苺#イチゴ☆QgsDLpHcwDp7★nacyvoU3sb_aDu
「はわぁ〜」
次の日の朝、、、私と彩華が朝ごはんを食堂でたべているときだった。
「かなえ、あたし職員室に行かないといけないから先いってるね。」
「えっ…あ、そうか。退院したばっかだもんね。」
「うん、じゃ!」
私もそろそろいそがないと。。
残りのおかずを急いで詰め込み、教室に向かおうとした。
ちょっと小走りで廊下を進んでいたら、かどをまがるときに…
ドンッッ
「す…すいませ…って、ゆ…優也先輩?!」
何か久しぶり…?
相変わらず綺麗な顔立ち…かっこいい。。
「かなえちゃん… 久しぶり。」
2012/03/29 12:55 No.229
野苺#イチゴ☆QgsDLpHcwDp7★nacyvoU3sb_aDu
「ごめんね…急に辞めちゃって。」
「いえ…」
か…掛ける言葉が見つからない。。
情けない。。。
「ファーストとして頑張ってね」
「えっ知ってるんですか?!私がファーストになったって…」
「うん…っていうか僕が頼んだんだ。いつか僕が戻る日が来るかもしれないけど、ファーストとしての僕はもう幻滅。
だからかなえちゃんにファーストを託したいって…篠宮先生に頼んだんだ。」
「そうだったんですか… あの!」
「ん?」
「いつか… 戻ってきてください!私たち…絶対平和な学園にするので…もしそうなったらまた、
チームに戻ってきて、一緒に任務を… 仕事をしたいです!優也先輩と。」
「かなえちゃん… 立派になったね。キラキラしてる。」
わ…私が?!
私はほっぺを赤くしてしまった。
「最初はノーマルだったのに…こんなにも早くにかっこよくなってる。」
「かっこよく?!そんなそんな…」
かっこいいのは優也先輩だよ。。
そんなこと言われたら私、優也先輩のことまた気になりだしそうで。。
いやいや、、でも優也先輩にはルカ先輩がいるし。。
「何1人で考えてるの?」
「いいいいえ!励ましの言葉ありがとうございました!」
「励ましって…おもしろいね、かなえちゃん。それに可愛い♪」
「そうですか?…って、ヤバッ授業始まっちゃうーっっ じゃ、失礼します!」
私は走って教室に向かった。
これ以上いたら心臓壊れちゃいそうで。。
もうかっこいい…
何でこんなに惚れちゃったのかな…
好きになってもツライだけなのに。
「かなえちゃん… どうしてそんなに僕の心を動かそうとするの?」
私には優也先輩のこのつぶやきは聞こえていなかった。
2012/03/29 17:42 No.230
野苺#イチゴ☆QgsDLpHcwDp7★nacyvoU3sb_aDu
「かなえーっっっ」
「わぁっっっ… 彩華か。。」
お昼。
いつもやっていたように机を並べてお弁当を食べているときだった。
「またまた、どうしてぼーっとしているの?」
「う… いいよねー彩華には桜田君いるし。。」
「はい?あ、メール見る?」
「何の?」
「来駕からの」
すると嬉しそうにケータイを開いた。
『退院できてよかったな☆今度お祝いしたい↑いつがあいてる? 来駕 』
なんじゃいこの人ら。。
うらやましい。。
「で…いつ行くの?」
「うーん。。もうすぐゴールデンウィークだからそのときにしようと思ってる。」
「なーーーーーーっっっ」
「もう、どうしたのよ」
私ひとりぼっちじゃない。。
「あ…かなえ良いようで悪い噂聞いたの。」
「何それ??」
「さっき、廊下で二年生が話してたんだけど。」
「うん」
「優也先輩とルカ先輩って」
「う…」
知ってるよ。。
付き合ってるんでしょーーっっっっ
「付き合ってたんだけど」
「知ってるよー…」
「あれ知ってた?」
「前もそれで悩んでたよ。。」
「え?前?最近の話だよ」
ん?
2012/03/31 09:43 No.231
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
「別れたんだってね」
…!?
あんなに仲良かった2人が?!
何で何で?!
「どう思う?」
「し…信じられない。私朝優也先輩に会ったけど普通にのびのびしてたよ?」
「ほんと?!っていうか、かなえチャンスじゃん。」
「えぇー…」
たしかにチャンスかもしれない。
ケドこんな性悪な考えでいいのかな?
別れたての優也先輩を狙うなんて。。。
私の考えすぎ?
2012/04/18 22:58 No.232
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
小雪視点
私たちは子どもたちが寝ている夜にみんなで集まっていた。(篠宮家に)
あの中学時代のメンバー。
聖夜君も今日はいる。
みんな集まったところで私はしゃべりだした。
「まさかまたこのメンバーでボスと戦うことになったなんてね。星野君、本題に入ってくれる?」
「分かった。まず、ボスと基山を止める前に。子どもたちのことだ。たしかにあの優秀な子たちがやる気を出しているのは嬉しい
けど、、本当にこんな危険なことを子どもたちにやらせるべきか。ということなんだが…」
「確かに… もし何か失敗したらまずはじめにメンバーのみんなが狙われるだろうね。」
「そう、瑠璃の言うとおりだ。それはなんとも防ぎたい。子どもを操るだなんて… ボスにはさせない。
そのためにはみんな分かっているだろうけど、まず大人だけで攻めていきたい。」
大人だけ。
そう、大体の能力はそろっている。
「子どもを操るなんて基山には出来ない。ボスのあの魂を排除すれば… とオレは思っている。」
星野君は神崎さんのほうを向いた。
そうだよね、、神崎さん、、
「別に私はかまわない、私もヒカリを許そうとは思わない。」
2012/04/21 15:52 No.233
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
「これを見てくれ」
星野君は一枚の紙を配りだした。
篠宮 小雪 遠くから連絡
星野 大河 念力→基山の相手
神崎ヒカル 瞬間移動→基山の相手
佐野 瑠璃 心を操り、基山の相手
日向 優衣 遠くから透視
「最低限のメンバーだ。キツイところもあるがこれでいく。
主にオレと神崎と瑠璃でまず基山に攻撃。基山を倒さない限りはボスも出てこないだろう。
篠宮と日向は遠く離れてそれぞれの力を使って状況判断をする。
そして各自つけるつもりのイヤホンに連絡を入れるんだ。」
な…
何か話が難しくなってきたような…
「状況判断って?」
優衣ちゃんが良い質問をした。
「ボスの居場所や、基山の思考などだ。」
なるほど。。
私にできるかな…
2012/04/21 16:14 No.234
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
「ボスの居場所は地下室だ。行き方は理事長であるオレが知っている。問題はいつ実行するか…」
昼間は子どもたちが起きているし…
夜?
「夜… がいいだろう。」
星野君もどうやら同じ考えみたい…
「よし、、明日はどうだ?」
「明日でいいんだけど… あたしたちは何もできないのかな?」
凛ちゃんが心配そうに言う。
「もともと能力のない高梨と進藤、篠宮聖夜は危険だ。」
「それにお腹の子もいるしね。」
「星野君… 小雪ちゃん… 」
納得してくれたみたい。。
明日の夜。
どんな結末がまっているんだろう。。
2012/04/22 17:56 No.235
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
大人たちが集まっている一方。
〜かなえ〜
雛子先輩は言う。
「みょーうに変だよね。」
ただ今、スペリアー会議室。
メンバーの子どもだけが集まっている。
「何か最近大人たち、コソコソしてる。子どものいないところで何か話してるらしいし。」
「マナも〜そう思うの〜…」
みんなもうなずく。
私は全然気づかなかったけど…
滝川君、ルカ先輩の2人はいない。
最近見かけないな…
何かどんどんメンバーがいなくなってる。。
授業も出てないみたいだし…
このままじゃ、力不足。
だってどの能力も1人ずつしかいない。。
テレポーターは2人いるけど彩華の体力はあんまりないみたいだし…
「はいは〜いっ」
突然マナ先輩が立ち上がった。
「マナ、クレヤボヤンスだから〜大人たちの心読んで〜やっていること〜分かってるのよ〜!星野理事長の〜思考だけどね〜」
「マジで?!早く言えよ〜」
雛子先輩は目を輝かせた。
「大人のみんなは〜…明日の夜〜ボスを倒すんだって〜」
「はぁっ?!なんだよそれっ、ほかには?」
「なんでかはわかんないけど〜大人だけで〜実行するみたい〜」
「何ぃ?!なんだよ、子ども無視して実行かよ!」
「雛子先輩〜落ち着いてください〜!」
大人だけでボスを…?
先生たち何を考えてるんだろう…
「こうなったらあたしらも動こう!」
えぇっ?!
雛子先輩?!
「子どもでも出来るってこと証明してやるのよ!」
「それはやめておいたほうがいい。」
「何でよ滝川兄!」
「こんな状態で倒せるかよ…」
私と同じ考え。。
こんな人がいない状態なのに…
「あたしもやめたほうがいいと…」
「彩華までそんなこと言うのー?!」
「マナは〜今プンプンしてるから〜雛子先輩の味方!」
「マナぁ、よく言った!あたしらだけでもなんとかなるよねっ」
「もちろん〜大人が明日ならコドモは今日〜♪」
えぇぇっ?!
「マナはいい子だな!行くぞマナっ」
「オーッ」
「ちょっ…マナ先輩、雛子先輩!」
私が叫んだころには遅かった。
雛子先輩の力で2人はどこかにテレポートしてしまった!
2012/04/22 18:17 No.236
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
どうしよう…
今ここにいるのは私と彩華と滝川先輩だけになってしまった。
私は滝川先輩に向かって発言した。
「このままじゃ危ない!2人を止めないと… 」
「でもどうするんだ、どこに向かったかも分からないんだぞ。」
「先生よんだほうがいいのかな… 」
「大人… を呼ぶか?」
今先生のみんなは何をかんがえているか分からない。
けどこの状況じゃ…
「ルカ先輩と優也先輩と滝川君… 呼んでこようよ…?」
「彩華…?」
「今は悩んでるとかそんなの関係無しで、2人を止めることだけ考えるのよ!優也先輩がいたら居場所なんてすぐ分かる。
ルカ先輩がいたら何もかも透き通って見える。滝川君がいたら、念力の力が増えてこっちが強くなる!」
確かに…
今の私たちじゃ力不足。。
3人の人を借りたら…
「グズグズはやめろ… 時間の無駄だ。3人をさがすぞ、今は学園内にいるはずだ。」
「はいっ」
滝川先輩の指示により、私たちは動き出した。
とりあえず私は校内を走り回ることにした。
そして私はある光景を見てしまう。。
2012/04/25 13:41 No.237
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
体育館裏。
もうどこにも見つからないから、こんなところを探すしかない。
滝川先輩は私たちに力を使うな。って言った。
多分私たちは体力がないから、余計なことに力を使うなってことだろうな。。
「サボっていいの?」
声… 優也先輩の声が聞こえた。
体育倉庫の中… そこにいるの?
「誰のせいだと思ってるのよ。」
体育倉庫のドアを開けようとしたとき、女の子の声が聞こえた。
まさか… ルカ先輩?!
「ごめん… 」
「あやまらないでよっ… もぅ… 大体、優也の様子が変だったのは気づいてた。でも見て見ぬふりした。」
「別にルカを傷つけたいんじゃ… 」
「分かってるよ… 」
喧嘩…?
たしか別れたんだよね…
「たしかにいい子だよ… かなえちゃんは。強くて優しくて… あたしは勝てないよ。」
わ…私?!
「勝ち負けとかじゃないんだよ… 」
「分かってる…。。優也にはかなえちゃんが合ってるんだよきっと… 」
な…何のことだろう。。
「ごめん… 本当はルカといるつもりだったけど… いつのまにかかなえちゃんのほうを見てしまうようになった。」
………?!
2012/04/29 21:33 No.238
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
「そんなあっさり言わないでよー… 」
「ごめん…」
ワワワ私?!
えええぇぇぇっっっっ
私は心の中で1人、浮かれてしまった。
そんなとき、ルカ先輩が…
「かなえちゃん?」
え?
あれ?
私、ちゃんと隠れて見えてないよね?
何で?
「どうかしたの?あれ…見えてないと思ってる?あたし一応透視できるんだけど… 」
あ…
そうでしたね。。
あー、もぅ。すっかり本題のこと忘れてた。
「あ、の、今、大変なことになってて、それで… あ、雛子先輩とマナ先輩が勝手に戦いに行って、
危ないから止めに行きたいんです。でも今、私と彩華と滝川先輩しかいなくて、、、だから今力が使えるメンバーを集めてるんです。」
わぁー…
私説明下手すぎる。
絶対文章おかしいって…
「お願いしますっっっ2人の力を貸してください。」
「せ…先生は?」
優也先輩がちょっと心配そうに私の目をみた。
「今ほんとにいろいろあって… 大人は頼れないんです。説明してる場合じゃないんですっお願いします!」
「あたしは行くわ、心配だし一応まだ引退とかしてないからまだあたしセカンドチームってことでしょ?」
「ありがとうございます!あのー… 優也先輩は…」
先輩は下を向いた。
なんて言ってくれるのかな…
先輩なら…
協力してくれますよね?
仲間を助けてくれますよね?
2012/05/01 18:58 No.239
苺#イチゴ☆dszkmgEaqwdD★899Ws4sYcH_1fb
「僕は… 行かない。 …行けないんだ。」
…!!
「先輩… 」
「僕がこんなに弱くなってしまったのは… 力の衰えからなんだ。」
えっ…?!
優也先輩の力が?!
「実は僕… かなえちやんが入ってきた四月ごろから力がだんだん弱くなってきて、
それで自分に自信が持てなくなっちゃったんだ。」
「そんなことが… 先生には相談したんですか?」
「今初めて人に話したよ。」
「優也… どうして彼女のあたしには相談してくれなかったの?」
「かっこ悪かったから… 去年、ルカが告白してきただろ?あのときの言葉今でも覚えてる。
「優也の力って凄い!何でも読み取っちゃって、かっこいいからあたしの彼氏になって!」って。
だからオレのこと嫌いになったらどうしようってなって… 」
「そんなことあるわけないじゃない… あたしはそんなの何でもいいよ?力があたしより弱くなっても、
力を使っている優也はかっこいいんだよっっっ」
ルカ先輩…
よっぽど優也先輩のこと…
「ありがとうルカ。。でも今の僕じゃなんの手助けも出来ない。だから早く行って、雛子先輩たちを助けに。」
「優也… 」
そんなとき、彩華たちが来た。
滝川君と… 3人でこっちに向かってきている。
私、滝川君とちょっと気まずい。
最後に話したときの滝川君。。
怖かった。
痛かった。
苦しそうだった。
そんな記憶がよみがえってきた。
2012/05/03 20:59 No.240