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記 憶 ネ ッ ト

 ( ホラー小説投稿城 )
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高低★r6zD2w4DwiM


1000000分の1の確立であらわれる、


「記憶ネット」


それは、今自分が覚えているすべての記憶を見る事ができる、不思議なネット。




もし、その中に 身に覚えがない記憶があったとしたら…


貴方は必ず思い出そうとするでしょう。



人間は記憶を、80%しか覚えていない。


残りの20%は、忘れている記憶。勝手に消去している記憶。



残りの20%が、


“嬉しい”記憶なのか


“嫌な”記憶なのかは





記憶ネットを開いてからの  お楽しみ…


2007/07/12 19:18 No.0
記事メモ2012/01/20 01:13 : 高低★l8VrhfosSp_3b4

※小説をテンポよくスムーズに読んでいただきたいので、

ご意見ご感想は、サブ記事の方へお願いいたします。

切替: メイン記事(128) サブ記事 (14) ページ: 1 2  削除依頼
 
 

高低★5dPhFn/SXzw

ホームルームが終わり、5分間だけの休み時間。


私は孤立しているので、椅子に座ったまま携帯をつついていた。


仲の良かった子たちが、楽しそうに笑っている。


さすがに一人は寂しいな……



あ。




鈴との賭けを思い出した。


「一週間、藤村ベーカリーのジャムパンおごってあげるよ。
 

 記憶ネットが嘘だったら、その逆、うちにおごってねー。」


今しか無い。


私は携帯を握りしめて、香坂鈴がいる、5人ほどで集まっていたグループに近付いた。



「ねえ。皆ちょっといい?」


声を発すのに、時間がかかったのは言うまでもない。


一度離れた友達に話し掛けるのが、こんなに勇気のいるものなんて知らなかった。


5人は、私が話し掛けてくるなんて考えてもみなかったようで、


かなり、驚いている様子だった。


そして、数秒の沈黙を破ったのは、私と例の賭けをした鈴だった。


「え、何?」


目を細めて、こちらを睨んでいる。


こういう態度をとられることも予想済みだ。


でも、話し掛けたらこっちのもの。


これから、鈴と私の久々の会話が繰り広げられる。


「前にさ、記憶ネット流行ってたよね。その話なんだけど…」


「は?まだそんなの探してたわけ?きもいんだけど。」


「あんたらと、キャーキャー騒いでる暇があったら、パソコンと向かい合ってたほうが
 
 100倍マシだって気付いただけ。」


「喧嘩売ってんの?どうせ、一人なのに耐えられなくなって、仲間に入れてもらおうと

 思ったんでしょ。 あんたみたいなオタクはお断りですけど。」


「ごめん。こっちから願い下げるわ。化粧塗りたくって、男にこびて、ただの妖怪じゃない。

 前々から、あんたと縁切りたいと思ってたから良い機会だし」


「じゃあ何で話し掛けに来たのよ。バカじゃないの?

 オタクはオタクらしく、コソコソしてりゃいいの。出しゃばってんじゃねえよ!」


そろそろいいかな…


怒りが浸透してきて顔が真っ赤になっている鈴と、


それを取り巻く4人に、私はできるだけ冷静に、


だけどはっきりと言った。


「いい事教えてあげようと思っただけ。でも、もういいや。

 じゃあ、井戸端会議再開して。お邪魔しましたー。」


くるりと向きを変えて、自分の席に向かう。 上手くいけば…


「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」


かかった。予想通り。


「何?」


鈴が机の上から下りた。


「良い事ってなによ。用があったんでしょ。聞いてあげてもいいけど。」


やっぱり。香坂鈴はこういう人だ。


自分の言いたい事を言って、他人の話はこれっぽっちも聞こうとしない。


普通の話、興味のない話は論外だ。


でも、噂とか、秘密の話とか、そういった魅力溢れる単語を言うとかなり食い付いてくる。                      


バカは大抵、この手を使えばちゃんと話を聞ける良い子になるのだ。


私の経験上ではね。



「何?その態度。わがままなあんたが興味を持つような事を持って来てあげたんだよ?

 見せてもらいたいなら、ものの言い方気をつけな。で、何?」


久しぶりに、こんなに喋った。うん。ちょっと調子に乗りすぎたかな? ま、罰は当たらないだろう。



すると鈴は、いきなり私の腕をとり廊下に出た。


廊下は静かで、私と鈴以外誰もいなかった。





しばらくの沈黙の後、プライドの高い鈴がやっと口を開いた。


「……その話、教えてください。 真奈美、……えっと、今までごめんね。」


ただ「いい事教えてあげる」と言っただけで、頭を下げてくるなんて、


よっぽど、バカなんだな。


私は、目の前の相手に呆れ果て、おおげさにため息をついた。 


まあ、いいか。   立場逆転したことだし。



2008/03/17 14:58 No.79

紗智★X3cGGh.3z8k

やっぱりおもしろい★

鈴馬鹿ですね(ぇ

楽しみにしてます!

2008/03/26 14:35 No.80

やばいっす★8m0vKRl9ONI

早くつづきがみたいです。おもしろいっす
 記憶ネットの大ファンです。 がんばってください

2008/03/29 20:21 No.81

★8d6i364MzEA

早く続きが読みたい展開ですね♪
更新ガンバッテください!!

2008/04/13 14:26 No.82

高低★5dPhFn/SXzw

>紗智さん

更新遅れてすいません。
鈴は馬鹿です(´^ω^`) コメント有り難うございました。


>やばいっすさん

楽しみにしてくださったのに、更新遅れてごめんなさい;
すごく励みになりました。ありがとうございます!


>詩さん

更新遅れてすみません。
かなりマイペースですが、更新は続けていきますね。

2008/05/05 17:23 No.83

彩加★DOCOMO-v1d45Z1h1F.

初めまして♪
ホント面白いですねo(^o^)o
更新楽しみに待ってます☆★

2008/05/06 00:54 No.84

★Xosm20v8NZ.

初こめですww

すごく小説上手いですねww

またこめしに来ますww

2008/05/10 13:48 No.85

紗智★LR4GdvGdjYQ

更新楽しみ^^*
マイペースでもいいのでずーと続けてくださいねっ

2008/05/16 19:59 No.86

紗智★LR4GdvGdjYQ

更新まだでしょうか...?
楽しみすぎる!!
やばいー

更新待ってます!

2008/06/29 13:40 No.87

ゆみ★b6sMIzjQNnE

初めまして!面白いですね(^3^)
今日見つけたんですが、一気に全部読んじゃいました!
…てか怖いです!

でも本当にあったらすごいなぁとか思いました(´V`)
更新頑張ってください!
続き楽しみにしています!

2008/07/04 19:15 No.88

ミーミ★Gly5dWuXTAc

はじめまして!!
すっすごいですー・・・
すっごくおもろいですッ
背中がゾクゾクしちゃいました
更新頑張ってくださいっ
応援してます

2008/07/05 11:34 No.89

高低★5dPhFn/SXzw

かなりの間、放置してしまいました; ごめんなさい。


>彩加さん

初めまして。読んで下さって嬉しいです!
更新遅れてしまってすいませんでした。
また良ければ、読みに来て下さい^^


>心さん

初めまして^^
お褒めの言葉嬉しいです!
更新遅いですが、頑張りますね。


>紗智さん

二回もコメントありがとうございます。
楽しみにして下さってたのに、更新遅くてごめんなさい!!
今日、少しですが更新しますね。


>ゆみさん

初めまして。面白いと言っていただけると、
すごく励みになります^^ ありがとうございます!


>ミーミさん

初めまして。 お褒めの言葉ありがとうございます!
期待に添えられるか分かりませんが、頑張りますね。

2008/07/06 13:34 No.90

高低★5dPhFn/SXzw

「いいよ。私の方こそごめんね。ちょっと言い過ぎた。


 
 また、仲良くしようね。」



もちろん本心ではない。あるはずがない。



私はそういうと、ゆっくり鈴へと顔を向けた。 鈴はすこし苦笑いをして、



「うん。私も真奈美と友達に戻りたい。」



と呟いた。 きっと鈴も、心からはそう思っていないだろう。



ずっと前から気付いていた。香坂鈴と私は、合わない。



性格も真逆。好きなことも、好きなものも全然違った。



なのにずっと一緒にいたのは何故? その答えは簡単だ。



一人になりたくなかったからだ。 



鈴とは小学生の頃から仲が良かった。



昔から社交性がある鈴には、周りにいつも誰かがいた。



私は、自分から近付かないと誰も構ってくれなかった。 家族も、友達も、鈴も。



だから、私はネットに走った。



たかが電話回線で繋がっている絆でも、綺麗事を並べているだけだとしても、



その文字を、自分に向けてくれただけで、私はすごく嬉しかった。






でも今は、そんなことどうでもいい。



ややこしく考えるのが嫌になった。 



ネットはただの趣味で、鈴とは普通の友達。 記憶ネットも……



「ありがとう、鈴。 でね、さっき言ってた面白いことなんだけど。」



私は、制服のポケットから携帯を出した。



鈴は不思議そうに、こちらを伺っている。



廊下には、私と鈴以外の人は誰も居ない。 



ただ、教室で話をしている生徒達のざわめきと、雨の音が小さく響いているだけだった。
 


2008/07/06 14:19 No.91

哀歌★rDedcj9cbAg

はじめまして!
ついさっきランダムを押して偶然来ました!
もうめっちゃ面白くて、すぐ読み終わりました。
お世辞抜きで、引き込まれます! 気になります!

更新頑張ってください! 応援してます。
また来ます!

2008/07/12 14:32 No.92

紗智★LR4GdvGdjYQ

わあー(∀)
待ってましたあ←

これからも楽しみにしています!
頑張ってください!

2008/07/14 07:40 No.93

冬羅紫鬼☆6t017XqKjN.★AM.RELNS6bQ

おもしろい!!・ω・
気付いた頃には、顔とPCの画面の距離が4cmでした←

nonコミュニティってふみコミュですよね・ω・
自分もふみだいすきです笑
投稿広場の雑ロとそぼくに多々出現ww
プリ広場はV系・ロリのところに顔は晒してませんが出現してます笑

あの、これって実話ですか?
主さんが体験した事、とかじゃなくって
ふみの怖い話板に記憶ネットのスレがあったとか・・・(´・ω・`)


次がめちゃめちゃ楽しみです!!
更新がんばってください・ω・

2008/07/17 05:53 No.94

高低★5dPhFn/SXzw

>哀歌さん

初めまして。読んで頂けて嬉しいです!
凄く励みになります。更新頑張りますね^^


>紗智さん

毎回更新遅くて申し訳ないです;
コメントして下さると、やる気が出ます^^
ありがとうございました。


>冬羅紫鬼☆6t017XqKjN.さん

初めまして。読んで頂けて嬉しいです!
nonコミュニティは、ふみコミュニティをモデルさせてもらってます。
自分もよく雑談ロビーに出現しますよ^^
記憶ネットは、一応オリジナルです。 こういうネットがあったら面白いなぁと
思って、小説にしました。元は、ふみの短編小説で書いていたものです。
応援してぐださってありがとうございます!更新頑張りますね。

2008/07/17 21:39 No.95

●あ〜ちゃん●★tvqW9R2mH/.

初めまして●あ〜ちゃん●です^^
この小説面白ッッ!!!Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
もし 記憶ネットが本当に存在するのなら、見てみたいです^^
これからも、頑張ってくださィ♪応援してます(*´∇`*)

じゃぁまたきます^^
ヾ(*'-'*)マタネー♪

2008/07/27 10:46 No.96

琥珀★MGZ4KIH/OWk


はじめまして、恋愛小説投稿城の方で小説をかいてる 琥珀(こはく)といいます♭*

よければ仲良くしてやってくださいd(-U-★) ←


記憶ネット、めちゃめちゃおもしろいですッッ!!!

続き気になりますねぇぇb゛



更新楽しみにしてます*'З`艸

2008/08/14 13:25 No.97

ピラフ★6Ml6nk7g80U

面白いですね。
続きが気になります。

2008/08/14 13:51 No.98

高低★5dPhFn/SXzw

>●あ〜ちゃん●さん

初めまして。読んで下さってありがとうございます^^
自分はホラー小説書いてるわりには
怖がりなんで、記憶ネットには遭遇したくないです(笑)
更新頑張りますね。


>琥珀さん

初めまして。読んで下さってありがとうございます^^
自分は、恋愛ものは書くのが苦手なのでうらやましいです。
そう言ってくれると、励みになります。
更新頑張りますね。


>ピラフさん

そう言って下さると、嬉しいです。
更新頑張りますね^^

2008/08/15 21:02 No.99

高低★5dPhFn/SXzw

データフォルダから、あの写真を選択した。


そこには、夥しい数の写真が散らばっている画面がはっきりと写し出されている。


奥の方に写っている掛け時計は、その時の時刻午前1時を指していた。


携帯を鈴に向けた。


「これが、記憶ネット。このたくさんの写真は、全部私の記憶なの。」


鈴は、ぼーっと携帯の画面を覗いていた。


「このサイト凄いんだよ。自分の記憶を見れるだけじゃなくて、


 今自分が覚えている記憶を消すことも出来るみたい。まだ怖くてやってないけどね。」


私が記憶ネットの真相を話している時も、鈴はただただ画面を食い入るように見入っていた。


記憶ネットが存在することに、かなり驚いているのだろうか。


私が声をかけても、鈴は微動だにしない。


彼女の様子を見て、不思議に思っていると、急に鈴が携帯を振払った。


携帯は、私の手から勢いよく飛び出し、地面に転がった。


「いや…… こっちに向けないで!!!!」


そう言うと、手で自分の顔を被った。


さっきまで、画面にかじり付いていたのは鈴の方だ。


それがまるで嘘だったかのように、今はあの写真を怖がっている。 


私を驚かそうとしているのだろうか。


でも、腰が抜けて立ち上がれていない様子を見ると、どうやら演技ではなさそうだ。


私はとっさに携帯を拾い上げた。


すると、あの写真が写し出されていたはずの画面が消えていて、


その代わりに、カメラモードが作動していた。自分の足下が写っている。


これはいったい……


私は、携帯をポケットにしまい、鈴に近付いた。


「大丈夫!?」


手を差し伸べた私に向かって、鈴はもう一度大声をあげた。


「こないで!!!何なの今の?真奈美、あんた私をからかってるわけ?」

その言葉を、そのまま鈴にぶつけてやりたいくらいだ。


鈴は私を物凄い形相で睨んでいる。こめかみの所に血管が浮き出ているほどだ。


私はとにかく落ちつかそうと、鈴を抱き起こそうとした。


「いやああああああああああああ!!」


今度は、悲鳴をあげた。鈴は再び地面に倒れこみ、そして気絶した。


「どうした!何があったんだ!」


駆けつけた教師の声と共に、一時間目を知らせるチャイムが鳴った。


それからのことは、あまり覚えていない。


覚えているのは、窓から顔を出してこちらを見ている生徒たちの顔がぼんやりと見えていて、


それが徐々に、視界から消えていったことだけだった。

2008/08/15 21:48 No.100

ピラフ★6Ml6nk7g80U

更新ありがとうございます。
これからますますおもしろくなりそうですね。
期待してます。
頑張ってください。

2008/08/15 22:46 No.101

琥珀★MGZ4KIH/OWk

こんにちわぁb゛


久々の更新、お疲れさまです艸'Д`◆



続きものすごい気になりますねぇw

鈴ちゃんに何があったんでしょか><

大丈夫かぁぁッ!!! ←だまr


これからも 更新がんばってくだせィ(◇*bOvQ)b★+゚

2008/08/16 14:01 No.102

高低★5dPhFn/SXzw

>ピラフさん

こちらこそ、またコメントありがとうございます。
期待にそえるか分かりませんが、頑張ります!


>琥珀さん

コメントありがとうございます。
香坂鈴に何があったかは、もうちょっとしたらわかります^^
更新頑張りますね。

2008/08/19 00:09 No.103

高低★5dPhFn/SXzw

ああ、もう元には戻れない。


何で鈴が倒れたのか分からない。鈴が何を見たのか分からない。


でも、もう鈴とは元に戻れないだろう。これだけは分かる。完全嫌われた。


また独りか……



ふと目を開くと、天井が見えた。


蛍光灯が二つ。


少し身体を起こしてみると、今自分が保健室のベットにいることが分かった。


カーテンで囲われていて、外の様子はよく把握できない。


私も、鈴と同じようにあの場に倒れたのだろうか。


何故だか身体が重い。あれから、随分時間が経っているような気がした。


今は、何時だろう。


制服のポケットに手をいれた。


ない。


携帯がない。どうして。何処かに落としたか。


あの時、携帯を拾って確かにポケットに戻したはずだ。


誰かが、あの写真を見たら……  危険だ。


とにかく今は、行動しよう。


私は、目の前のカーテンに手をかけた。


すると、何者かの気配を感じた。カーテン越しに誰かいる。


夕日で影になって、その人物のシルエットがカーテンに浮かび上がっていた。


「おっと、お目覚めですか?」


低く落ち着いた声だった。


カーテンを開ける。


そこには先生でもなく、もちろん鈴でもなく、予想もしなかった人がいた。


話したこともないけれど、その人のことを私は知っていた。


この学校の生徒なら、知らない人はいないだろう。


その人は眼鏡を押し上げながら、私に笑いかけた。


「会長……」


驚き過ぎて、思わず声が出た。その人の黒い髪が窓から吹き込んで来た風になびいた。


「おっと御名答。どうも初めまして、3年1組の高橋雄兎です。かなり遅いお目覚めですねぇ、安藤真奈美さん。」


生徒会長が、私の前にいる。


頭が混乱した。


「どうして私の名前を……」


再び眼鏡を押し上げると、会長の切れ長の目が私を見た。


「まあ一応俺生徒会長ですから、今回のこと先生に知らされまして。もちろん、あんたの名前とクラスも。
 
 一体どんな奴がこんな騒動起こしたのかなと思って、あんたの顔を見に来たわけですよ。」


その外見は、どう見てもこの学校を仕切っている生徒会長には見えなかった。


シャツのボタンは全部開けて、中には真っ赤なTシャツを着ている。ズボンは膝まで捲り上げられていた。


集会の時の、私の知っている会長とは、まるで印象が違った。


この人、何か変だ。

2008/08/19 00:16 No.104

アメリカ★RYZA11HWRVg

記憶ネットすごいおもしろいです。
更新よろしくお願いします。

2008/08/19 11:42 No.105

高低★5dPhFn/SXzw

>アメリカさん

コメントありがとうございます。
更新頑張りますね^^

2008/08/19 20:59 No.106

高低★5dPhFn/SXzw

持ってる雰囲気というか、オーラというか……


とにかく、他の人とは何かが大きく違う。別に怖いわけでもないのに、足が震えた。


何故だ。この場所から早く立ち去りたいのに足が動かない。


私はしばらくの間、会長から目が離せずにいた。


そんな私の様子を見ていた会長は、眉間にしわを寄せて眼鏡をゆっくりと外した。


「そんなに俺がめずらしいですか?それとも、俺の顔に何かついてます?」


そう言って、自分の顔をぺたぺた触った。


「いや、別に……」


私はやっと目を伏せることができた。再びじめじめとした風が吹き込んだ。


汗で制服が身体にまとわりついてくる。相変わらず、私の足は動いてくれない。


「それにしても、この騒動を起こしたのがあんただったとは…… さすがの俺も驚きですよ。」


会長は軽くため息吐くと、ズボンのポケットに手を入れた。


そこから取り出されたのは、まぎれもない、私の携帯だった。


どうしてこの人が持っている?


「私の携帯!返して下さい!」


焦った。あの写真を見られたかもしれない。いや、すでに見られている可能性の方が高い。

すると、さっきまで動かなかった足が自由になった。


私は会長の傍まで近寄ると、携帯を奪おうと手をのばした。


会長は背が高い。ざっと見たところで180近くはあるだろう。


長い腕を天井の方へ伸ばし、私の手をよけた。


「すみませんねぇ。少し拝借させてもらいました。まあ、えらいものを見させて頂きましたよ。」


そう言って、携帯の画面を私に向けた。そこには、あの写真があった。

「これ見て、香坂は倒れたんですよね?そらぁ、こんなん見せられたら、倒れるのはあたりまえかと。」


冷や汗が背中を流れた。


外は、夕日で真っ赤に染まり、運動場の方からは、部活動に励む生徒達のかけ声が聞こえて来た。


その声が、保健室で小さく響く。


会長が、私の手をとった。そして手のひらに、あの画像が開かれたままの携帯をそっと置いた。


その携帯はいつもより重く感じられ、自分がおかしたことの重さには、私自身、まだ気づけずにいたのだった。


2008/08/19 21:05 No.107

ピラフ★6Ml6nk7g80U

面白いです。
これからもがんばってください。

2008/08/21 17:12 No.108

高低★5dPhFn/SXzw

>ピラフさん

コメント有り難うございます。
更新遅くなってすいません;

2008/09/23 13:02 No.109

高低★5dPhFn/SXzw

「……会長は、これがなんなのか知ってるんですか?」


手のひらに置かれた携帯を握りしめた。機械の熱が伝わってくる。


「知ってますよ。でなければ、俺はここには来なかった」


そう言って、会長は窓へと顔を向けた。


無気味だ。会長の目は、私の心の内側を探ろうとしているようで怖かった。


すると、会長の口から、ククっと笑い声がもれた。


「聞かないんですか?何であなたがこれを知っているのかって。気になりませんか?」


この人、何を考えている。……読めない。会長の考えがまったく見えて来ない。


「……聞いたら教えてくれるんですか?」


私は冷静に言った。ここで怯んだら、すべて見透かされそうだった。


「別に俺は隠しませんよ。他人に教えるのはルール違反じゃないし」


ルール違反?言ってることが分からない。何を言おうとしているのだろうか。


私は聞けなかった。怖くてそれ以上口が開かなかった。


会長は、恐怖に怯えている私を横目にして、楽しそうにこう言った。


「記憶ネットの存在を証明するものを、一般の人に見せたら駄目だって知らなかった?」


他人の口から、記憶ネットという言葉を聞いたのは久しぶりだった。


会長は知っていた。記憶ネットが存在することを。


ということは、会長は記憶ネットを目撃しているということになる。


まさか、同じ学校に目撃者がいるなんて……


私は震える声を、会長に向けた。


「そんなこと、説明に書いてなかった……」


私は、あの時何度も説明の欄を繰り返し読んだ。 もちろんそんなルールは記されていなかった。


「説明の欄に載っていなくても、記憶ネットには暗黙のルールってやつがいくつか存在するんですよ」

2008/09/23 13:09 No.110

ピラフ★6Ml6nk7g80U

面白くなりそうですね。
更新ありがとうございます。

2008/09/23 13:28 No.111

貴久★U0Zf4ELcJSw

こんにちわwww

私ホラー系好きで、今日初めて来ました。

仲でも1番面白そうだったのが、この小説だったので来ちゃいました☆


か、会長怖いっ・・・

まず最初に記憶ネットが怖い。。


更新頑張って下さい。。


私ゎト書きの方でも『1つだけの恋』(元みかん)とゆう小説を書いてます。

是非、来てみてください。

またここに来ます、、

2008/09/23 14:36 No.112

★IhPqoZe9C3w

へぇ〜、会長も記憶ネットを知ってたんだ……
意外な展開!(笑)

でも会長ってなんか謎な人ですねぇ(笑)

記憶ネット、ここ最近見にこれなかったけど、一気見しちゃいましたよ(笑)

でもやっぱ、すごいですね、スリリングっていうかなんていうか……
でも物語に吸い込まれていきそうな感じだよねこれ(笑)
あれ、前にも書いたっけ?、違うけどでも書いてたらまぁ、これはそんな感じなんだよ(笑)

うち、同じこと書いちゃうクセあるんですよ、変なんですけど(ホントだよ

でも会長の見目ってなんか、格好となんか変……って雰囲気とか…
ますます、謎だねぇ、親友が驚いた理由……
まぁ、見せちゃいけないのは薄々分かるけど―――なに見たんだろうね

なんて、自分の中で議論しちゃったりしちゃって(笑)

でも気になるねぇ、続き!!(笑)

てなわけで、更新頑張ってください!(笑)

2008/10/05 22:33 No.113

みどり.★LR4GdvGdjYQ

面白いです!
更新楽しみにしてます!

2008/12/17 20:31 No.114

【削除済】@daityuki★AkmwX.omGd2

この投稿は ”ポンデリング” 削除されました】 BY 愛浦☆マスター

2008/12/21 13:57 No.115

高低★5dPhFn/SXzw

更新だいぶ遅くなってすみません。
たくさんのコメントありがとうございます!

>ピラフさん

更新遅れてしまってすみませんでした。
マイペースすぎて本当にごめんなさい。


>貴久さん

コメントありがとうございます。
そう言ってもらえると嬉しいです^^
暇が出来たら、貴久さんの小説も読ませて頂きますね。


>Yさん

お待たせしてしまいごめんなさい。
登場人物が少ないことに気付き、
慌てて、会長さまに登場してもらいました^^
そうやって、疑問を持ってくれたら書きがいがあります。


>みどり.さん

コメントありがとうございます。
そう言ってもらえると嬉しいです^^
更新遅いですが、応援してくれたら幸いです。


>p桃q圉OvU◆+)さん

コメントありがとうございます。
そう言ってもらえると嬉しいです。
記憶ネットの正体は、少しづつ分かってきます。
「いじめる心を削除」とは、
p桃q圉OvU◆+)さんは優しい方ですね^^
私も、そうできるのならそうしたいです。
更新遅いですが、応援してくれたら幸いです。

2008/12/22 21:41 No.116

高低★5dPhFn/SXzw

暗黙のルール。そんなもの知っているわけがない。


第一、何故そんな大事なルールを説明に書いていなかったのだろうか。


会長は楽し気に続けた。


「そんなものの存在に気付かず、暗黙のルールをおかしてしまう


利用者を見て楽しんでるんですよ。管理人は」


しんとした保健室の中で、会長の低い声が響いた。


その声を聞きながら、私は携帯を自分のポケットにしまった。


もう何がなんだかわからない。この人は何がしたいんだろう。


何か企んでいるのか。


それとも、私に忠告しているのだろうか。記憶ネットを侮るなと。



それから、しばらくの沈黙があった。 


私は、黙ったまま地面に目を落としていた。


ふいに会長が、もたれていた身体を起こた。


私の前を横切りドアの前まで行くと、上履きのかかとをふんだ足が止まった。


「大山鈴なら近くの総合病院にいます。ただ、今は会わない方がいいかと……」


そう言って、廊下に出た。足音が遠ざかっていくのが分かる。


「待って!」


私は会長の背中に叫んだ。とっさに廊下に出る。


外はもう真っ暗で、廊下には隣教室の明りが少しもれていた。


その少し向こうに、ゆっくりと歩く会長の姿が見える。


「待ってください!」


もう一度、会長の背中に声をかけた。廊下に自分の声が小さく響く。


会長は振り向こうともせず、私の声を避けるようにして、階段を下りていった。


私はため息をついた。


あの人はいったい何者なんだ。


会長は、記憶ネットを見たことがあるのか。


記憶ネットを見たものは、私を含めて五人。


会長は、記憶ネットを[知っている]が、[見た]とは言わなかった。


見たことはないにしても、あまりにも詳しすぎる。


暗黙ルールなんて、結構な期間利用していないと分からないだろう。


かと言って、会長が記憶ネットを利用しているのだとしても、


記憶ネットの目撃者が同じ学校に二人もいるのはおかしい。


偶然?それとも……


「……帰ろう」


今の状態で、考えるのは無理だ。


私は、保健室に鞄を取りに戻り、家路についた。


帰りの途中、鈴のことを思い出した。


会長によると、ここから歩いて十分の総合病院に搬送されたらしい。


今行ったところで、鈴は私と会ってくれるだろうか。


それに、私も今は会いたくない。


大丈夫、かな。


私はとっくに日の暮れた道を、あのおかしな誰かさんのように、


大股でゆっくりと歩いていった。

2008/12/22 22:32 No.117

高低★5dPhFn/SXzw

帰ってからは、自分の部屋でベットに寝転がり、ぼーっと天井を眺めていた。


パソコンの電源は、今日は一度もつけていない。


朝と晩、学校では朝のホームルームが始まるまでの二十分間と


お昼休みに北舎二階のコンピューター室に行き、必ずパソコンをつける。


パソコンに触れない日なんて、いつぶりだろう。


いつもなら、学校から帰ってきたらすぐに、


毎日通っている掲示板にいこうとパソコンの電源をいれる。


なのに今日は、あの四角い画面を見るだけで気持ち悪くなる。


静かに寝返りをうった。扇風機の風が背中にあたるのを感じながら、


制服のポケットにしまっていた携帯を取り出した。


鈴の悲鳴と、会長の声が頭の脳裏に焼き付いていた。


現実ではないような、おかしなことが起きている。


自分はどうしたらいいのか。


もう記憶ネットに関わらなければいいのか。でも、それはできない。


記憶ネットは、私が見たくてずっと探してきたもの。


今日あった出来事から、多少の不安はある。


自分がこの先どうなってしまうか分からない。


でも、やめようとは思わなかった。


まだ始めたばかりだ。あのサイトが何のか、まだ分かってないじゃないか。


だったら、続けるしかない。この好奇心は押えきれない。



この日の夜は、暑さと頭痛でなかなか眠りに落ちることができなかった。


明日は土曜日。私は布団の中で、鈴に会いに行くかどうか迷っていた。

2009/01/11 16:39 No.118

高低★vTTGbTsXg8_beA


土砂降りの雨の音で、私は目を覚ました。


寝起きの重たい体をおこし、窓のカーテンを開けた。


外の様子が分からないくらいに、大粒の雨が斜めに降っている。


部屋の壁にある、掛け時計に目をやった。


午前8時。


南側に面した日当りの良い私の部屋も、今朝は薄暗く、湿気に満ちていた。


私はもう一度、ベッドに横たわった。


疲れが全く取れていない。いつもより、ベッドが深く沈んでいるような感覚だった。


ゆっくり瞬きをした。ふと、昨日の出来事が頭をよぎる。


胸がちくっとうずいた。じわじわと、額に汗がにじんでくる。夢じゃないんだ。本当なんだ。


「どうすりゃいいのよ……」


私のつぶやきが外の雨音に混ざって消えた。


すると下から、私を呼ぶ母の声が聞こえてきた。


「真奈美ー。学校から電話よ」


また、胸がちくっ痛んだ。最悪だ。きっと昨日のことを咎められるんだろう。


居留守を使おうか、いや、やめておこう。


今出なくても、どうせ月曜に学校で呼び出しを食らう。


なら、今片付けた方がマシだ。


階段を一段飛ばしで降りていき、母から受話器を受け取った。


「あんた、何かやらかしたの?」


母は、心配そうに私の顔を見つめてきた。


「大丈夫だよ。さぁ、仕事にいったいった!」


私は作り笑顔で、母を追い払う手振りをした。


「そう?それならいいわ。じゃあ、いってきます。今日も遅くなるから、ご飯適当に食べてね」


そう申し訳なさそうに言うと、母はハイヒールを履きながら、傘を開いて、早々と玄関から出て行った。


私は、母が自分の視界から完全に消えたのを確認してから、ゆっくりと電話に出た。


「もしもし」


ワンテンポ遅れて、聞き慣れた声が聞こえてきた。


「おう、安藤。具合はどうだ?」


私のクラス、三年三組の担任、結城竜三だった。軽くおっとりした声を聞いて、少し安心した。


「結城先生……」


「まったく、驚いたぞ。……昨日の朝、いったい何があったんだ?」


優しい先生の声色から、本当に心配してくれているのがよくわかった。


でも、言える訳がない。言ったところで、きっと信じてくれないだろう。


唇を噛み締め、言葉を選ぶ。


「私が悪いんです。お騒がせしてすみません。


詳しい事情は……話したくないです。鈴には、今日にでも病院に行って、謝ろうと思います」


そう言うと、先生はこう返してきた。


「今日は止めておけ」


少しきつい口調で止められた。


「……どうしてですか?」


先生の刺のある言い方に、少し戸惑った。


「今日、香坂は手術の予定が入ってる。会いに行くなら、今日以降にしなさい」


その言葉に、私は茫然とした。


……手術? どこを? 私のせいなの?


どうして。


「安藤、大丈夫か」


返す言葉が見つからなかった。先生が言った言葉の意味が、理解できなかった。


いや、理解したくなかったのかもしれない。


私は本当に、とんでもない過ちを起こしてしまったのだろうか。


そう思うと、だんだん目頭が熱くなってきた。


「……ごめんなさい。失礼します」


つっかえた言葉を振り絞るようにして先生に告げると、私はそっと受話器を耳から離した。


私を呼び止める、かすかな先生の声が聞こえた。それを無視して、私は乱暴に電話を切った。

2011/03/27 13:39 No.119

七夕★qerwiL72E8_dzh

オモシロスギルーーーーー!!(>O<)/
さいこう! やばすぎでしょ、この小説!!!
おもれーーーーーーー!
あ・・・『記憶ネット』・・・この前見たような・・・なんちって!

2011/03/28 19:26 No.120

(o・ω・o)Yモニヵ★Fc3Lvpk7nn_DMy

すごーーーーい!!!

ちゃんとうまくかけていて読みやすいですね☆

めっちゃ面白いでーーーす♪

早く続き書いてください!

2011/03/29 09:07 No.121

真奈@19981003★DOCOMO=fW8f9DqlBC

続き書いて書いて〜!!><

2011/07/11 13:15 No.122

修羅★HMeZ9eyFCo_au9

もう更新しないんですか・

2011/12/22 03:25 No.123

m6★UEGaMOvb2g_EP8

記憶ネットの隠れファンの一人です。

更新ずっと待ってるんで……

また書けるようになったら
気まぐれにでも更新してください(´・ω・`)

2011/12/22 18:01 No.124

m6★UEGaMOvb2g_EP8

記憶ネットの隠れファンの一人です。

また続きを書いてくださるのずっと待ってるんで……

また書けるようになったら
気まぐれにでも更新してください(´・ω・`)

2011/12/22 18:02 No.125

m6★UEGaMOvb2g_EP8

間違いて二度投稿してしまいました><

お目汚しすみません。

2011/12/22 18:04 No.126

YOUタ★BBTaK2xyFr_WJW

どうも読ませていただきました。

早く続きが見たいです!!

2012/01/19 14:02 No.127

高低★l8VrhfosSp_3b4

次から次へと、予期せぬことがおきていく。


鈴が手術を受けると、先生は言った。


それは、私が鈴に何らかの害を与えてしまったからなのだろうか。


でも私は、画像を見せただけだ。それ以外のことは何もしていない。


大丈夫、私は何も悪くない。悪くない……


先生からの電話を切ってから、どれくらい経っただろう。


私はしばらくの間、一階の廊下で立ち尽くしていた。


少し落ち着いたところで、壁に手を添えながら、重い身体を引きずるようにして二階の自室にもどった。


部屋に入ると、携帯の着信音が聞こえた。机の上の携帯が、私を急かすように震えている。


誰から電話のようだ。


それを無視して、私は椅子に腰をかけた。目の前のパソコンを見つめる。


二日触れてないだけなのに、この四角い画面がひどく懐かしかった。


私は、記憶ネットが見つかった時には、真っ先に掲示板の皆に報告しようと思っていた。


でも、今は怖くて誰にも話す気にはなれない。


そんな私の気も知らないで、携帯は鳴り続けている。


もう今日はそっとしておいてほしい。


冷静になる時間が欲しかった。


私が両手で耳を塞ぐと同時に、携帯が静かになった。部屋にまた、小さな雨音が響く。


机の上の携帯を手に取り、着信履歴を確認した。


見知らぬ番号とともに 発信者「SK」 と、表示されていた。


登録した覚えのない電話番号と名前が、電話帳に追加されていた。


不可解なことばかりで、精神的にまいっていたが、


鼓動だけは、元気にどくどくと速度を増していく。私は押さえつけるように携帯を握りしめた。


すると、それに反抗するかのように再び携帯が鳴り始めた。私は反射的に携帯を床に落としてしまった。


「……」


先ほどまでの恐怖心に、怒りが加わった。私は何を怖がっている。相手なんか誰だっていい。


さっさと出て話を済ませてしまえ。迷惑電話だったらすぐにきればいいだけのことだ。


私はすぐに携帯を拾い上げ、その勢いに任せて通話ボタンを押した。

2012/01/20 01:12 No.128
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