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2011/12/04 20:46 No.0
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此処から出るには、
バラバラに散らばったアズミの亡骸を見つける事…。
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悠太
愛
神崎
智奈
彰
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2011/12/04 20:46 No.0
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此処から出るには、
バラバラに散らばったアズミの亡骸を見つける事…。
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悠太
愛
神崎
智奈
彰
興味本意で来た奴等の肉を引き裂いて。
憎しみと、怒りと、悲しみと、疑問の感情を抱いて狂う。
どうして此処にいるのか、答えは知ってた。
――――私を殺した奴を見つけ出して、切り刻む。同じ様に。
どうしても此処から離れられない。
太くて痛いほどに鎖に縛り付けられた、この身体。
逃れられない、私もあなた達も、この廃墟から。
だれか私の身体を見つけて…助けて…。
――――私が、私でなくなる前に。
byアズミ
俺達は鏡の前に立ち、一斉にあの言葉を口にした。
こんな事で廃墟に行くなんて、思ってなかった。
おもしろ半分の気持ちしかなかった。
「貴女を殺したのは私」「貴女を殺したのは俺」
言い終わった俺達は笑った。
なんだ、やっぱり迷信じゃないかと。
だが、一瞬…鏡に少女の姿が映った気がして寒気が走った。
「どうした『悠太』。なんか映ってたのか?笑」
「なんでもねぇよ!!」
愛が笑って俺にそう言って、ドアに手をかけた。
その時、「一番後ろにいた」はずの俺の背中を誰かが押した。
ドアが閉まる瞬間、少女の声が聞こえた。
私の身体を探してと。
by悠太 ――冒頭――
視界が急に白くなって、暗くなって、ようやく目を開けられた。
そこは気味の悪い廃病院で、まだ少し明るかったというのに、空は暗くなっている。
――――オカシイと、単語が何度も頭を駆け巡った。
神崎は病院の出入り口に行き、携帯のライトで何かを照らして読んでいる。
近くに行ってみると「盃の駈(ハイノク)病院」と名前が書かれていた。
中は薄暗く、人の気配なんか全然しない。
「なぁ、なんか紙落ちてるだけど?」
愛が見付けた手紙は、赤い字でべっとりと文章が書かれていた。
明らかにその手紙から変な臭いがしていて、誰もが「血」だと思う。
手紙を愛から受け取った彰が、文面を読み上げた。
「『どうしても此処から離れられない。
この地に縛り付けられた、この身体。
逃れられない、私もあなた達も、この廃墟から。
生きて此処から出るには、私の身体を探せ。
あなた達は、自分が自分でいられるか』?
なんだこりゃ笑」
「本当に来たんだ。アズミの死んだ廃墟…」
初めて口を開いた智奈は、意味深な言葉を口にした。
彼女以外の俺達は、意味も分からずにお互いを見合う。
突然、彼女は微笑みながら話し始めた。
「知らないであの降霊術に参加してたの?
此処はアズミという少女が殺された廃病院。
帰るには、この病院に散り散りにされた彼女の身体を見つけるの。
彼女に捕まったら、死んじゃうのよ!!」
「…は、はぁ!?…お前そんなのに俺達巻き込んだのか!?」
「スリルある遊びがしたいって言ったのは彰達じゃないの。
…それに、この遊びには私も前々から興味があった。
お互いの利害は一致してるじゃない!!」
『逃れられない、私もあなた達も、この廃墟から』
手紙の言葉が頭を駆け巡っていた。